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NPOが「チーム」を組んで子どもの貧困問題の解決に取り組む―コレクティブフォーチルドレンの挑戦

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組織の枠を超えたチーム運営でシナジーを創出

受賞を喜ぶ共同代表の二人(提供:日本財団)

―新たに団体をつくることで、運営面で問題はなかったのでしょうか?

高:数億の事業を運営するためには、独自の体制を作る必要があります。複数の団体が連携を取る場合、どうしても自分の団体を優先させてしまうといった問題が起こりえます。そのため、今回はコレチルという団体として、しっかりとした組織・体制をつくって事業を運営して行くことに決めました。

河内:これまでは個々の団体が、それぞれの得意分野を担当していたわけですが、コレチルでは関西のNPOが連携して支援の枠組みを作ることを目標としていました。だからこそ、それを実現できる体制を整えたいと考えました。

そのため、組織作りをスタートする際に私たちが運営している「み・らいず」と「ノーベル」から私たちの番頭とも呼ぶべき人材を参加させ、そこから事務局の体制を少しずつ整えていったのです。

―「子どもの貧困対策」という大きな目的は一致していたとしても、複数の団体が連携する中で、摩擦が起きたりといったことはなかったのですか。

河内:トップダウン型の組織もあれば、ボトムアップ型の組織もあるというように団体ごとに組織風土が違います。コレチルという組織の中で共通認識を持つことについては、最初は苦労しました。

しかし、複数の団体を結集したことで、それほど人材に困ることはないというメリットがありました。あの団体は広報が強い、別の団体のあの人はマーケティングに詳しいなどといったように足りない部分を補い合うことができていると思います。

高:仕事の進め方も働き方も違うので、そうした意識のすりあわせには、半年ぐらいかかりました。確かに難しいところもありましたが、各団体の番頭クラスの人材のチームワークがよかったことに助けられたと思います。

―コレチルのようにチームで事業をたちあげる上で、はずせないポイントはなんですか?

河内:コレチルの場合、団体間でよいシナジーが生まれていると思います。そして、その背景には、様々な人材が組織の垣根を越えてひとつの事務局を運営していることがあるのではないでしょうか。なので、どこかの一つの団体が事務局を担当するのではなくて各団体から人材を提供して、事務局を運営することが重要だと思います。

高:先ほど人材に困っていないという話をしましたが、各団体間で相互に不足している人材を補完しあうことができていると思います。物事が進めるためにはお互いの強みを生かす必要があるのではないでしょうか。

―今後、社会の課題にチームで取り組むというコレチルのようなモデルが広がっていくと思いますか?

河内:東日本大震災の際に、全国のNPOが連携し、被災者をNPOとつないで支えようとする「つなプロ」というプロジェクトがありました。このように、やはり大きな課題に直面した際には、各分野、各団体という単位ではなくて、連携して問題解決に取り組む必要があります。

我々は、代表になるために組織を立ち上げたわけではなく、社会の課題を解決するために組織を立ち上げているわけですから、本来の目的である「子どもたちを守っていくこと」と「貧困解決」のために、チームを組んで支援活動、課題解決に向かって行きたいと考えています。

関西から発信をして、全国のNPOにもこうしたやり方が広がっていくためにも、コレチルが成功例にならなければいけません。成功例を作ることで、今後、社会起業する学生や若者に「こういうやり方があるんだ」ということを示していきたいと思います。

―最後に今年のソーシャルイノベーションフォーラムの参加者にメッセージをお願いいたします。

高:ソーシャルイノベーション制度のおかげでたくさんの人に関心をもっていただき、たくさんの出会いがありました。ありがとうございます。プレイヤーも参加者の皆さんもぜひ、楽しんでください!

河内:登壇する方は大勢の前で緊張すると思いますが、一生懸命にメッセージを伝えて下さい。影ながら応援しております。

「コレクティブフォーチルドレン」の代表を務める河内崇典氏と高亜希氏は11月17日より行われる「日本財団ソーシャルイノベーションフォーラム2017」にも登壇する予定だ。お二人は「ソーシャルイノベーションの本質」というテーマで、2016年度に表書されたソーシャルイノベーターとたちとプロジェクトの軌跡と今後の展望を語ります。チケットなどの詳細はこちらから。

[ PR企画 / 日本財団 ]

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