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NZ中銀、金利据え置き インフレ率加速と利上げ時期前倒しを予想

[ウェリントン 9日 ロイター] - ニュージーランド(NZ)準備銀行(中銀)は9日、政策金利を予想通り過去最低の1.75%に据え置いた。労働党が主導する新政権による財政出動やNZドル安がインフレ率加速につながると見込み、利上げ時期予想を前倒しした。これを受けてNZドルは急伸した。

中銀は、新政権が掲げる政策は向こう3年にわたり、毎年の経済成長率を約0.5%ポイント押し上げる可能性があると指摘。

「政権交代による財政政策および広範な経済政策の変更により、追加的な景気刺激効果が生じる見込み」とした。景気刺激策が住宅市場や建設部門の弱さを相殺するとの見通しやNZドル安を背景に、インフレ率は従来予想よりも約1年早く、1─3%の目標の中心に達するとの見通しを示した。

また、利上げは2019年第2・四半期になる可能性があると指摘。従来予想から1四半期前倒しされた。

ANZ銀のシニアエコノミスト、フィリップ・ボーキン氏は「政府の財政政策が最大の変動要因となっている」と分析。

「中銀は予備的に諸要因を考慮に入れたが、これは予想外だったため、成長率についてやや楽観的と受け止められた」とした。

NZドルは一時、1NZドル=0.6972米ドル<NZD=D4>に上昇。その後は約1%高の0.6968ドルで推移した。

それでもなお、今年半ばからは7%超下落しており、スペンサー総裁は適正水準に近づいたとして通貨安を前向きに評価している。

総裁はまた、新政権の政策については、詳細がまだ明らかになっていないため、影響は「極めて不透明」との見解を示した。

9月の総選挙の結果を受けて、労働党とNZファースト党との新連立政権が発足。労働党のジャシンダ・アーダーン党首は2週間前に首相に就任した。

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