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- 2011年11月30日 03:53
【サイバーマンデー】、33%増と過去最高の記録!スマートフォンの普及でいずれ頭打ち?
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■クリスマス商戦の開始日となったブラックフライデーの売上高は過去最高となり好調なスタートを切った。その勢いはオンラインにも波及し、サイバーマンデーのオンライン小売売上高も記録を更新した。調査会社IBMコアメトリクス社は29日、サイバーマンデーのオンライン売上高が前年比で33%の増加となったことを発表した。実際の売上高は発表していないものの、東部時間午後10時には昨年の売上高10.3億ドルを超えたという。オンライン注文の平均額は198.26ドルで、昨年の193.24ドルから2.6%増加した。
サイバーマンデーとは、感謝祭の休暇明けの月曜日にオンラインストアの売上げが急増することを狙い、6年前に業界が造ったマーケティングだ。今年も多くのオンラインストアがディスカウントや送料無料などの販促を行った。アマゾン・コムでは人気の電子書籍リーダー「キンドルDX」を120ドル値引きし295ドルで販売、衣料チェーンのエクスプレス・コムはほぼ全品を30%オフのディスカウントに送料無料の販促を行い、ウォルマートでは47インチのLG電子LEDテレビ(1080p 120Hz)を879ドルで販売した。アパレルチェーンのアンテイラー・コムでは、送料無料に全品50%オフを行ったことでアクセス数が急増し、サイトがダウンしていた。
トップ画像:サイバーマンデーとなった28日、アンテイラー・コムは「ごめなさい(Pardon us...)」となっていた。送料無料に全品50%オフでアクセス数が急増、サイトがダウンしたのだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。感謝祭日でのオンライン売上が39.3%の増加となりました。そのとき、スマートフォンからの売上がオンライン売上全体の10%近くとなる9.8%に達したのです。昨年の3.2%から3倍に増加しました。サイバーマンデーも同様に、スマートフォンやタブレットからの売上が急伸しています。昨年、スマートフォンやアイパッドを使ったアクセスがアクセス数全体の3.9%だったのですが、今年は10.8%も占めたそうです。
一方でスマートフォンからのオンライン売上は6.6%でした。つまり、ブラックフライデーでは外出先からスマートフォンを使って購入する人が多いため、サイバーマンデーをしのいだ結果です。無論、オンラインストアの全体の売上では、サイバーマンデーのオンライン売上高がブラックフライデーオンライン売上高より29.3%多いのです(IBMコアメトリクス)。
⇒いずれ、サイバーマンデーは形骸化するのではと思っています。というのもスマートフォンやタブレットが普及したら、オンラインでの買い物をわざわざ平日の月曜日にする必要がなくなるからです。これまではオンラインでの買い物はデスクトップやノートブックのパソコンを起動しなければなりませんでした。今後、ほとんどの人がスマートフォンを常に携帯するようになり、多くの家庭のリビングルームにタブレットが置かれるようになれば、忙しい平日にわざわざ買い物をする必要性がなくなるのではと思っています。
いつでも買い物できる状態となれば、お店とオンラインストアでの境界線があいまいになります。ブラックフライデーにお店がドアバスター品をだせば、サイバーマンデーまで待たずにオンラインストアもセール品で販促します。買い物客はバーコード・スキャン一発の価格比較で、一番安いところで買い物するだけのことですから。
サイバーマンデーは今年、販促により売上は過去最高と伸びました。感謝祭から4日間の買い物の後、平日月曜日にも買い物をするのは、利便性からもいずれ頭打ちになるのではと思っています。
■クリスマス商戦の開始日となったブラックフライデーの売上高は過去最高となり好調なスタートを切った。その勢いはオンラインにも波及し、サイバーマンデーのオンライン小売売上高も記録を更新した。調査会社IBMコアメトリクス社は29日、サイバーマンデーのオンライン売上高が前年比で33%の増加となったことを発表した。実際の売上高は発表していないものの、東部時間午後10時には昨年の売上高10.3億ドルを超えたという。オンライン注文の平均額は198.26ドルで、昨年の193.24ドルから2.6%増加した。
サイバーマンデーとは、感謝祭の休暇明けの月曜日にオンラインストアの売上げが急増することを狙い、6年前に業界が造ったマーケティングだ。今年も多くのオンラインストアがディスカウントや送料無料などの販促を行った。アマゾン・コムでは人気の電子書籍リーダー「キンドルDX」を120ドル値引きし295ドルで販売、衣料チェーンのエクスプレス・コムはほぼ全品を30%オフのディスカウントに送料無料の販促を行い、ウォルマートでは47インチのLG電子LEDテレビ(1080p 120Hz)を879ドルで販売した。アパレルチェーンのアンテイラー・コムでは、送料無料に全品50%オフを行ったことでアクセス数が急増し、サイトがダウンしていた。
トップ画像:サイバーマンデーとなった28日、アンテイラー・コムは「ごめなさい(Pardon us...)」となっていた。送料無料に全品50%オフでアクセス数が急増、サイトがダウンしたのだ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。感謝祭日でのオンライン売上が39.3%の増加となりました。そのとき、スマートフォンからの売上がオンライン売上全体の10%近くとなる9.8%に達したのです。昨年の3.2%から3倍に増加しました。サイバーマンデーも同様に、スマートフォンやタブレットからの売上が急伸しています。昨年、スマートフォンやアイパッドを使ったアクセスがアクセス数全体の3.9%だったのですが、今年は10.8%も占めたそうです。
一方でスマートフォンからのオンライン売上は6.6%でした。つまり、ブラックフライデーでは外出先からスマートフォンを使って購入する人が多いため、サイバーマンデーをしのいだ結果です。無論、オンラインストアの全体の売上では、サイバーマンデーのオンライン売上高がブラックフライデーオンライン売上高より29.3%多いのです(IBMコアメトリクス)。
⇒いずれ、サイバーマンデーは形骸化するのではと思っています。というのもスマートフォンやタブレットが普及したら、オンラインでの買い物をわざわざ平日の月曜日にする必要がなくなるからです。これまではオンラインでの買い物はデスクトップやノートブックのパソコンを起動しなければなりませんでした。今後、ほとんどの人がスマートフォンを常に携帯するようになり、多くの家庭のリビングルームにタブレットが置かれるようになれば、忙しい平日にわざわざ買い物をする必要性がなくなるのではと思っています。
いつでも買い物できる状態となれば、お店とオンラインストアでの境界線があいまいになります。ブラックフライデーにお店がドアバスター品をだせば、サイバーマンデーまで待たずにオンラインストアもセール品で販促します。買い物客はバーコード・スキャン一発の価格比較で、一番安いところで買い物するだけのことですから。
サイバーマンデーは今年、販促により売上は過去最高と伸びました。感謝祭から4日間の買い物の後、平日月曜日にも買い物をするのは、利便性からもいずれ頭打ちになるのではと思っています。