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「72時間ホンネテレビ」で感じた”さすが”と”やっぱり”。

「72時間ホンネテレビ」が、ちょっとした嵐を起こしている感じだ。メディアや広告に関わっている人は相当気にしているように思う。

それは、そうだろう。その視聴者数が今後どのようなメディア価値、平たく言えば広告収入に換算されていくかはわからないが、AbemaTVへの注目度はさらに上がっただろう。

そして、「テレビはタブーだらけで面白くなくなった」という“言い訳”も通用しなくなった。別にBPOが悪いのではなく、テレビ局が誰に遠慮しているかが分かったからだ。

ちなみに、テレビ局と芸能事務所の関係についてはこのような分析もある。

で、僕が今回の「ホンネテレビ」で感じたことは、「さすが」と「やっぱり」の二面がある。

「さすが」というのは、既に言われていることだけどタイトル通りの「ホンネ」がにじみ出ていたことで、これは出演者のホンネと視聴者のホンネが一致したということだろう。

ネットが登場してから、マスメディアはどんどん建前の世界になり、ネットではそこで覆い隠された感情が噴出するようになった。

それは、事件をめぐる報道や政治に関する話題でも同じで、しかも世界的な傾向になっている。

今回はネットのホンネ感覚のままで、マスの世界に入っていったのだけど、そこには「土足で上がる」ような乱暴さはない。「テレビ的な感覚」を大事にしてると思うし、これは「マツコ&有吉」で上手にホンネを料理していたテレビ局が関わっていることもあるのかなと思う。

その一方で「やっぱり」と感じたのは、「タレントは強いんだなあ」ということだ。

将棋というテレビとの相性が悪いコンテンツにスポットをあてたり、ボクシングで思い切った企画をやった時には、いかにも間隙を突いている感じがあった。

しかし、今度の企画の核はあくまでも「大物タレント」だ。この発想は、テレビが一番得意にしているし、いまの日本で最も注目されるコンテンツなわけで、斬新のようでいながら実は手堅い。

いわば、「人気の食材で、新しい調理をしてみました」というわけで、その「食材と調理」の意外性がインパクトを持ったということだろう。しかも、人気グループの解散やメンバー同士の軋轢など、昨年以来の情報の文脈をうまくつかんでいる。

ただ、これほどの人気グループの解散というのはそうそうないわけで、上野動物園でパンダが生まれるくらいレアなんじゃないか。だとすると、これからどうするんだろ。

これからも、国内で話題になるコンテンツを作るならタレントに依存することは近道だろうし、もしかしたらますますそうなるかもしれない。

じゃあ、AbemaTVはどうするのか?タレントとは別の世界でも新しい鉱脈を掘り当てるのか。そこが一番気になっている。

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