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- 2017年11月04日 07:49
【スターバックス】、モバイルオーダー&ペイ10%!2018年ヒット商品ランキングに入る?
■コーヒーチェーン最大手のスターバックスは2日、第4四半期(7月〜9月期)の決算発表で「モバイルオーダー&ペイ(Mobile Order & Pay)」が注文の10%に達したことを明らかにした。モバイルオーダー&ペイは事前注文・事前決済。同社のアプリからコーヒー等を注文し、アプリ内にある金額をチャージしたギフトカード(プリペイドカード)から支払う仕組みとなっている。
利用者はメインメニューの「注文(Order)」をタップし、フラペチーノやベーグルを選択する。ピックアップまでのおよその時間が表示された最寄りのスターバックス店を指定し、注文ボタンをタップすれば決済完了となる。直近で注文の11%となっているモバイルオーダー&ペイは、前期となる第3四半期(4月〜6月期)では9%、前年同期は6%だった。
また、同社のアプリ決済「モバイルペイメント(Mobile Payment)」はアメリカ国内で既に30%に達しており、第2四半期の29%、第1四半期の27%から増加傾向にある。
スターバックスでは年度初め、モバイル・オーダー&ペイの急速な普及により客数減を招いていた。通勤時など忙しい時間帯にモバイル・オーダーが殺到するためバリスタがその対応に追われ、レジに並ぶお客の接客が遅れがちになってしまっていたのだ。そのため改善策として「ウェーブ1〜3アクション(Wave 1 to 3 action)」オペレーションを現在、行っている。
ウェーブ1ではピーク時の対応の研修を行い、人員増やモバイルオーダー&ペイ専任スタッフ「デジタル・オーダー・マネージャー(DOM:Digital Order Manager)」の追加が盛り込まれている。ウェーブ2はタブレット端末を使ったDOMのスケジューリングや具体的な実務の徹底となる。DOMはネットからの注文をリアルタイムでバリスタと確認しながら、利用者にはオーダー完了などのデジタル通知を行い、コーヒーでいっぱいとなった受け取りカウンターの整理を行う。
ウェーブ3ではモバイルオーダー&ペイ対応の機器の導入や、モバイルオーダーに最適化されたレイアウトなど店舗開発・改装となっている。スターバックスではすでに約1,000店でDOMの配置を完了しており、ウェーブ3のモバイルオーダー&ペイ対応店への改装も10月から始めている。
スターバックスの第4四半期の売上高は前年同期比0.2%減となる57.0億ドルだった。純利益は7.89億ドルで、前年同期の8.01億ドルから1.6%減少した。アメリカ国内の既存店ベースは3%の増加だった。内訳は客単価が2%増加、客数は1%の増加となった。なおスターバックスは紅茶ブランド「タゾ(Tazo)」を食品メーカーのユニリーバに約400万ドルで売却することも発表した。
紅茶部門を独自の高級ブランド「ティバーナ(Teavana)」に絞り、事業効率を改善する。なお、専門店展開している「ティバーナ(Teavana)」は全379店を閉鎖すると発表している。ショッピングセンターに出店しているティバーナは2018年春までに営業を終了する予定。
トップ画像:スターバックス本社前にあるスターバックス・モバイル・トラック。モバイルオーダー&ペイでの注文も可能だ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。 情報誌「日経トレンディ」が選ぶ「2017年ヒット商品ベスト30」が発表されました。1位にニンテンドー・スイッチ、2位が明治ザ・チョコレート、3位がクラウドファンディングとなり、4位にミールキットが入っています。アメリカで流行ったものは日本でも流行りますから、アメリカで爆発的に急成長しているミールキットが4位に入っているのもうなづけます。
日本の5年〜10年先を行くアメリカを見れば、来年のヒット商品の予測も可能です。確実に入ると予想できるのは「モバイルオーダー&ペイ」です。スマートフォン・アプリから事前に注文&決済をしてファストフード店などレストランでレジに並ばずにピックアップする方式です。まだ日本人には馴染みがありませんが、マクドナルドやスターバックスなど大手チェーンが始めれば競合他社の参入も相次ぎ一気に火が付きます。レジ待ちなく、注文の聞き間違えもなく、客単価もアップで誰もがハッピーになります。
17年10月31日 - 【マクドナルド】、モバイルオーダー徹底解説!カーブサイド・ピックアップに贅沢感も?
⇒2018年には早ければグローサラントもヒット商品ベスト30に選出するかもしれません。ところで、日経トレンディでは「2018年ヒット予測ベスト20」を出していますが、日本流グローサラントを4位にしているものの、モバイルオーダーは入っていません。なぜ入っていないかというと多分、予測する人がアメリカでスマートフォンを使って実際にモバイルオーダーを試みていないからです。実際に使わなければ利便性が分かりません。
先日、某協会の流通視察ツアーに参加した後、延泊して私のコンサルティングを受けたクライアントがいました。そのクライアントは流通視察ツアーでコーディネーターからアプリについては説明だけだったようでした。一方、当社のワークショップで実際にアプリを使って「ウォルマートペイ」や「セービングキャッチャー」、さらにスターバックスで「モバイルオーダー&ペイ」やパネラブレッドの「オーダー・フロム・マイ・テーブル」を試してもらったところ「百聞は一見にしかず」とその凄さに驚いていました。
⇒当社のコンサルティングセミナーでは参加者を20名以下にしているのは、そのためです。できるだけ多くの参加者にアプリ操作してもらうため、参加人数の上限を決めているのですね。実際にモバイルオーダーで注文してもらうと日本でも確実にヒットすると分かります。なぜなら自分の経験と照らし合わせることができるからです。子供をもつ親であれば一度はファストフード店のレジで子供をせかせて注文させたことがあるはずです。
注文に時間をかけると、後ろに並んでいる人に迷惑がかかるので、つい「早くしなさい!」と声を荒げてしまうのです。せっかくの外食で気まずい雰囲気になるのです。モバイルオーダー&ペイなら店に行く前(もしくは店内で着席した状態でも)にスマートフォンを子供に渡して好きなように注文させればいいのです。友達と待ち合わせしているスターバックスならレジに並ばず事前に注文もできるし、店内で着席した状態のまま友達との話を中断せずにコーヒーの追加オーダーも可能です。
「2018年ヒット商品ベスト」のランキングにモバイルオーダーは入ります。入っていなければ、日本はITで遅れているということになります。
利用者はメインメニューの「注文(Order)」をタップし、フラペチーノやベーグルを選択する。ピックアップまでのおよその時間が表示された最寄りのスターバックス店を指定し、注文ボタンをタップすれば決済完了となる。直近で注文の11%となっているモバイルオーダー&ペイは、前期となる第3四半期(4月〜6月期)では9%、前年同期は6%だった。
また、同社のアプリ決済「モバイルペイメント(Mobile Payment)」はアメリカ国内で既に30%に達しており、第2四半期の29%、第1四半期の27%から増加傾向にある。
スターバックスでは年度初め、モバイル・オーダー&ペイの急速な普及により客数減を招いていた。通勤時など忙しい時間帯にモバイル・オーダーが殺到するためバリスタがその対応に追われ、レジに並ぶお客の接客が遅れがちになってしまっていたのだ。そのため改善策として「ウェーブ1〜3アクション(Wave 1 to 3 action)」オペレーションを現在、行っている。
ウェーブ1ではピーク時の対応の研修を行い、人員増やモバイルオーダー&ペイ専任スタッフ「デジタル・オーダー・マネージャー(DOM:Digital Order Manager)」の追加が盛り込まれている。ウェーブ2はタブレット端末を使ったDOMのスケジューリングや具体的な実務の徹底となる。DOMはネットからの注文をリアルタイムでバリスタと確認しながら、利用者にはオーダー完了などのデジタル通知を行い、コーヒーでいっぱいとなった受け取りカウンターの整理を行う。
ウェーブ3ではモバイルオーダー&ペイ対応の機器の導入や、モバイルオーダーに最適化されたレイアウトなど店舗開発・改装となっている。スターバックスではすでに約1,000店でDOMの配置を完了しており、ウェーブ3のモバイルオーダー&ペイ対応店への改装も10月から始めている。
スターバックスの第4四半期の売上高は前年同期比0.2%減となる57.0億ドルだった。純利益は7.89億ドルで、前年同期の8.01億ドルから1.6%減少した。アメリカ国内の既存店ベースは3%の増加だった。内訳は客単価が2%増加、客数は1%の増加となった。なおスターバックスは紅茶ブランド「タゾ(Tazo)」を食品メーカーのユニリーバに約400万ドルで売却することも発表した。
紅茶部門を独自の高級ブランド「ティバーナ(Teavana)」に絞り、事業効率を改善する。なお、専門店展開している「ティバーナ(Teavana)」は全379店を閉鎖すると発表している。ショッピングセンターに出店しているティバーナは2018年春までに営業を終了する予定。
トップ画像:スターバックス本社前にあるスターバックス・モバイル・トラック。モバイルオーダー&ペイでの注文も可能だ。
⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。 情報誌「日経トレンディ」が選ぶ「2017年ヒット商品ベスト30」が発表されました。1位にニンテンドー・スイッチ、2位が明治ザ・チョコレート、3位がクラウドファンディングとなり、4位にミールキットが入っています。アメリカで流行ったものは日本でも流行りますから、アメリカで爆発的に急成長しているミールキットが4位に入っているのもうなづけます。
日本の5年〜10年先を行くアメリカを見れば、来年のヒット商品の予測も可能です。確実に入ると予想できるのは「モバイルオーダー&ペイ」です。スマートフォン・アプリから事前に注文&決済をしてファストフード店などレストランでレジに並ばずにピックアップする方式です。まだ日本人には馴染みがありませんが、マクドナルドやスターバックスなど大手チェーンが始めれば競合他社の参入も相次ぎ一気に火が付きます。レジ待ちなく、注文の聞き間違えもなく、客単価もアップで誰もがハッピーになります。
17年10月31日 - 【マクドナルド】、モバイルオーダー徹底解説!カーブサイド・ピックアップに贅沢感も?
⇒2018年には早ければグローサラントもヒット商品ベスト30に選出するかもしれません。ところで、日経トレンディでは「2018年ヒット予測ベスト20」を出していますが、日本流グローサラントを4位にしているものの、モバイルオーダーは入っていません。なぜ入っていないかというと多分、予測する人がアメリカでスマートフォンを使って実際にモバイルオーダーを試みていないからです。実際に使わなければ利便性が分かりません。
先日、某協会の流通視察ツアーに参加した後、延泊して私のコンサルティングを受けたクライアントがいました。そのクライアントは流通視察ツアーでコーディネーターからアプリについては説明だけだったようでした。一方、当社のワークショップで実際にアプリを使って「ウォルマートペイ」や「セービングキャッチャー」、さらにスターバックスで「モバイルオーダー&ペイ」やパネラブレッドの「オーダー・フロム・マイ・テーブル」を試してもらったところ「百聞は一見にしかず」とその凄さに驚いていました。
⇒当社のコンサルティングセミナーでは参加者を20名以下にしているのは、そのためです。できるだけ多くの参加者にアプリ操作してもらうため、参加人数の上限を決めているのですね。実際にモバイルオーダーで注文してもらうと日本でも確実にヒットすると分かります。なぜなら自分の経験と照らし合わせることができるからです。子供をもつ親であれば一度はファストフード店のレジで子供をせかせて注文させたことがあるはずです。
注文に時間をかけると、後ろに並んでいる人に迷惑がかかるので、つい「早くしなさい!」と声を荒げてしまうのです。せっかくの外食で気まずい雰囲気になるのです。モバイルオーダー&ペイなら店に行く前(もしくは店内で着席した状態でも)にスマートフォンを子供に渡して好きなように注文させればいいのです。友達と待ち合わせしているスターバックスならレジに並ばず事前に注文もできるし、店内で着席した状態のまま友達との話を中断せずにコーヒーの追加オーダーも可能です。
「2018年ヒット商品ベスト」のランキングにモバイルオーダーは入ります。入っていなければ、日本はITで遅れているということになります。



