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変わる既卒就活者 4割が在学中に内定獲得するも「労働条件不満で辞退」「志望業界への夢を捨てられない」と活動再開

マイナビは10月31日、「2017年度マイナビ既卒者の就職活動に関する調査」の結果を発表した。それによると、在学中に内定を獲得していても、卒業後に就活を続ける既卒者の割合が38%と、2012年度の第1回目調査から23.2ポイント増加し過去最高となった。

企業の既卒者受け入れの広がりや、空前の売り手市場であることが影響?

画像はプレスリリースより
画像はプレスリリースより

実施期間は今年9月13日~10月9日で、マイナビ2018会員のうち、大学・大学院等を既に卒業している3万2492人を対象とし、282人から回答を得た。

既卒就活生のうち、在学中に就職活動をしなかった者の割合は22.9%と、昨年より1ポイント増えた。2014年度調査からは毎年2割台で推移している。

在学中に内定を得ながらも既卒者として就活を継続している事情を聞くと、「一度就職したが、退職もしくは在職しながら再度就職活動を行なっている」が32.9%で最も多く、「内定先の労働条件(勤務地・就業形態)や福利厚生に不満があったので辞退した」(15.4%)、「志望度の高い業界・企業への夢を捨てられなかった」(11.6%)が続いている。

経団連の働きかけなどもあり、卒業後3年以内なら既卒でも新卒と同じ条件で応募できる企業もある。内定持ち既卒就活生が増加した背景には、こうした間口の広がりや、売り手市場になって求職者側に追い風が吹いていることなどがあるのかもしれない。

「志望業界が在学中と変わった」人は6割 官公庁、マスコミは卒業後に人気低下

志望する業界が在学中と変わった既卒者は58.4%と約6割にも上る。在学中の志望業界の1位は「官公庁」(18.5%)で、「マスコミ(放送・新聞・出版・広告)」(11.7%)、「銀行・証券」(7.4%)が続いていたが、卒業後の志望業界ランキングでは2位が「公社・団体」、3位が「ソフトウエア・インターネット」に代わられている。

また、実際の内定先業界は「ソフトウエア・インターネット」「商社」「公社・団体」「官公庁」「人材サービス」が上位だった。卒業後も就職活動を続けることで視野が広がり、在学中には目に入らなかった業界・企業にも目が向いているようだ。

ただ、既卒者の場合、就活の活発さは現役学生よりは劣るようだ。エントリー数は現役学生の30.1社に対し既卒者は22.1社、面接受験社数は現役学生の9社に対して、既卒者は6.4社だ。また、内定率では既卒者と現役学生で大幅な差がつき、現役学生の82.7%より38.7ポイント低い44%となっている。

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