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ブログの地位向上を

メディアに対する不信感、不公平感は以前にも増しているように感じます。それは事実から生じる認識をある方向に誘導することにあります。

例えば日経新聞のTPPに対するコラム、論説、社説はほとんど全てが賛成で占められています。主たる経済団体を始め、企業側にTPP賛同派が多いのですからそれらの企業からニュースネタを貰っている日経としては企業側の肩を持たないわけにはいきません。

結果としてそれが正論かもしれませんが、国民としては賛否両方の意見を聞きたいわけです。NHKなどはどちらかというと反対派が気勢を上げているシーンを取り込んでいるほうが多い気がします。

朝や昼には奥様方の向けのニュース解説がテレビなどでバラエティ風に放送されていますが、そんな時間にテレビを見ていられる人は少ないものです。結果としてネットなどに上がってくる「見出し」が情勢を左右する時代になってきた感じがします。

その間、ブログが一定の社会的地位を築き始めた感じがします。ライブドアではブログをコンテンツの中でしっかり取り込んでいますし、同社が推し進めるBlogosで12月に賞金付アワードも行われます。まさにブロガーのレベルアップを図る点で極めて意味ある試みかと思います。

ブログそのものは日記というステータスからスタートしました。しかし、街中で見たものや飲食店や店舗紹介などを「人に見せたい、紹介したい」という視点に移り、いまや「ボイス」としての地位を築きつつあるのかと思います。

もちろんほとんどのブロガーはプロの記者ではありませんから取材能力が高いわけではなく、その内容は公表されているさまざまな事実や自分なりの見聞をブロガーなりの意見として述べるケースが主流でしょうか。この意見は大手メディアが紹介しないような些細な事であったり、ニュースネタとして一般にはつまらないと思われるもの、更には「非主流派」や「亜流」であることも大いにあるわけです。

また、書き手もそれを職としているわけではなくある事象に対してその人それぞれの経験やノウハウの中で意見を述べるわけです。これはある意味日本人が不得手とした部分であり、「世界の中のニッポン」となっていくにあたり、一定の自己主張の過程の重要性は言うまでもありません。

北米では小さいときから学校ではディスカッションとディベートを行います。そして教育サイドからすると「ディベートにおける答えは一つではない、皆正しい」というスタンスを取ります。後はその意見に対してのポピュラリティがその場を制する事になりますが、あとからあれは正しくなかった、という話は良くあるものです。

ある小学校の学級委員長選挙の立候補演説でA君は正しい主義主張を、B子さんは私に入れてくれたら皆さんに飴玉を上げるわ、としてB子さんが当選したという笑い話があります。意見や論理的説明をするのはなかなか難しいもので日本でも結局、「上(うえ)がそう言ったから」というさっぱり訳の分からない形で仕事を強要していることも多いかと思います。

日本人がメディアからの与えられた情報をゴクンと鵜呑みするだけでなく、咀嚼して考え、それを文章にし意見することが広く伝播するのは今後、海外などで自己主張をするのが当然な海外に於いて日本人になくてはならない意志表示の向上化に繋がることになるでしょう。

これが僕が長年ブログを書き続けている理由の一つであります。

今日はこのぐらいにしておきましょう。

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