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改憲の鍵を握るのは、枝野幸男氏だ

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今回の衆議院選挙で最も注目度を上げたのは、枝野幸男・立憲民主党代表である。55議席の小政党の代表でありながら、「躍進」した「野党第一党」の党首として、民進党時代とは違う存在感を作り出した。
 
 小池百合子氏に「排除」された「リベラル」派が結集した、と報じられた。私は、「排除」されたのは「リベラル」ではなくて、冷戦時代に「革新」と言われていた勢力のことだろう、とブログで指摘した。http://agora-web.jp/archives/2028661.html
 
実際、団塊の世代が、立憲民主党の支持者層の中核であったことが、各種調査から判明している。https://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2017_1024.html
 
 冷戦時代からの「革新」勢力である限り、立憲民主党には、万年小規模野党のジリ貧の運命が待っている。ただし、枝野氏は「冷戦時代からの革新」勢力支持者層を固める戦術を中心にしながら、一方では将来に向けた布石を打っていた。自らを「リベラル」と呼ぶことを拒絶し、むしろ「保守」であることを強調した。http://agora-web.jp/archives/2028734.html
 
小林よしのり氏ら「保守」派を自認する有名人が応援演説に駆けつける場面もあった。
 
 そこで選挙後に、私は、立憲民主党の未来は改憲にある、というブログ記事を書いた。http://agora-web.jp/archives/2029087.html

 せっかく将来に向けた布石を打ったのであれば、次はそれを活かす方策を考えるのは、野党第一党党首の責務だろう。
 
 高村正彦自民党副総裁は、立憲民主党に改憲論に入ってもらいたい、共産党は誘わないが、という秋波を送った。http://www.asahi.com/articles/ASKBW435ZKBWUTFK004.html 

枝野代表は、この流れに乗るかのように、9条改正論議に参加する代わりに、首相解散権を制限する憲法7条の見直しに関心があることを表明した。http://agora-web.jp/archives/2029186-2.html 
 
 もし自民党が7条改憲を拒絶しなれば、当然、立憲民主党は9条改憲を拒絶しないということだ。立憲民主党の支持基盤を考えれば、そのような折衝が進展することに、大きな意味がある。
 
 私は9条3項追加案に賛同しているが(もちろん具体案が出ていないので、現時点では「9条解釈を確定させる3項追加」を提案しているにすぎないのだが)、改憲の現実性が高まっているとは考えていない。今回の衆議院選挙でも、与党側が大勝したとはいえ、世論に影響を与える大きなモメンタムを作り出したとまでは言えない。
 

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