- 2017年10月29日 08:39
ブラック隠しの臭いしかしねえ、福岡市の「働き方改革」推進企業認定
2/2ホワイト企業アワード2017とかにして1つだけ選ぶようにむちゃちゃ厳しくしろ
さて、ここで福岡市の「ふくおか『働き方改革』推進企業認定事業」に戻ってみよう。
http://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/60539/1/pressrelease.pdf
「認定の要件」において、「市税の滞納がないこと」とされているだけだ。あとは書類審査だけっていう可能性がもんんんんんのすごく高い。詳細は11月1日に発表みたいだけど。
つまり、企業から出された書類審査して、ホワイト認定してはい終わり、というずさんなやり方。そうなる可能性が高い。
実は、ブラック企業問題にとりくんでいる弁護士に話を聞いた際に、「ホワイト企業認証」の話を聞いた。
そこで聞いたのは、「ホワイト認定」は、よほど慎重にしなければ、「ブラック隠し」にお墨付きを与えることになってしまう、ということだった。
その弁護士が紹介してくれたのは、「ホワイト弁護団」というところの「ホワイト企業認定」だった。
http://white-bengodan.jp/ninsyo/index.html
- 経営陣からの本音の聞き取り調査
- 規定等の整備状況及び運用実態についての現地調査
- 運用実態等に関する従業員へのアンケート調査
- 認証後における「フォローアップシステム」の実施
2.と3.がすごいと思う。話を聞いた弁護士も、従業員全員からアンケートをとって、実際にはどうかを検証すると言っていた。
もともとこのホワイト弁護団のメンバーは、ブラック企業の被害者に寄り添って追及をしてきたが、事件が終わると企業側とのつながりが切れてしまい、まじめに改心しようとしている経営者は放置されることになる、という危惧から、ホワイトに生まれ変わるための継続的な関わりとして、このような企画を思い立ったのだという。
被害者支援をしている弁護士からは、「個別事件での被害者救済は可能だが、それによってブラック企業はなくならない。個別事件が終わればブラック企業との関わりがなくなり、結果的に当該企業は放置されてしまう。」との懸念が表明されております。また、労働基準監督署が何らかの「指導」「監督」をしたとしても、企業が具体的にどのような経営改善策をとるべきかの「指導」「監督」が行われることがないのが実態です。
……
他方で、企業の方にも、法的な知識不足等から、「ブラック」という指摘を受けてもどうしたらよいか分からないが何とかしたいという要請があります。
そこで、企業の経営陣が真剣に経営改善を目指したいということであれば、「企業の立場からの経営改善」という方法をもって支援する弁護団があるべきだという考えから、「ホワイト弁護団」を立ち上げました。
http://white-bengodan.jp/purpose/index.html
ゆえに、
ホワイト弁護団は、いわゆる「ブラック士業」とは対極にある専門家チームとして経営者に真正面から真剣に「モノを言う弁護団」であり、ブラックを取り繕うため、あるいは一時的誤魔化し等のための経営改善支援は行いません。
http://jyohoku-law.com/news/entry20130926.html
本来、これくらいやるのが行政の役割というものだ。
まあ、そこまでは望まない。
福岡市は、書類審査で「ブラック実態隠し認定」をするのをやめるべきである。
考え方を変えるべきである。
本当に調べ尽くして「これぞ推薦できる企業」というのを年1つだけ選ぶのである。
いわば「ホワイト企業アワード2017in福岡市」っていう発想だ。
例えば全従業員アンケートくらいはやったらどうなのか。できれば、抜き打ちで従業員面接インタビューとかしたりしてね。雁須磨子『かよちゃんの荷物』のかよちゃんみたいに、社屋から出てきた社員に、ここサビ残って本当にないんですか? って不意打ちで聞くんだよ!
これくらい厳しくないと。
だって、市が「認定企業」だって言っているのを見て、学生が就職先を選ぶかもしんないんだよ? それがブラックだったら、市は責任取れんのかよって話。



