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「雅子皇后」誕生に向けて 乗り越えるべき壁と差した光明

【2019年4月1日に「雅子皇后」が誕生】

 いよいよ「雅子皇后」が誕生する──。10月20日、朝日新聞に《天皇陛下退位 2019年3月末》という見出しが躍った。昨年8月の「お気持ち」表明を経て、今年6月に特例法が成立した陛下の退位の時期には、「2018年末」と、「2019年3月末」の2案が浮上していた。新年の儀式や、一般参賀といったイベントが立て込む年末年始に、新たな天皇の即位にまつわる儀式を同時並行するのは現実的ではないと、宮内庁内では意見がまとまりつつあるので、年度末の退位がより現実味を帯びているようだ。

 そうなれば、2019年4月1日に皇太子さまが即位され、新たな元号に切り替わり、「雅子皇后」が誕生する。2004年6月に「適応障害」の療養生活に入ってから、現在まで完全復帰には至っていない。そんな状況に、雅子さまへの不安の声は尽きない。

 しかし最近の雅子さまの様子からは、「快復の証拠」が浮かび上がっている。

◆イニシアチブをとられた海外賓客対応

 皇太子ご夫妻は10月11日、来日中のデンマーク皇太子夫妻を東宮御所にお招きし、夕食をともにされた。

「英語の堪能な雅子さまですから、コミュニケーションをとるのは造作もないことです。その日は、愛子さまも英語でご挨拶をされたそうです。ですが、単に当日だけ笑顔で出迎えればよいというわけではありません。海外賓客対応は、ご夫妻が中心となって準備を進めていきます」(皇室ジャーナリスト)

 特に雅子さまの役割は重要で、食事メニューに始まり、お酒の内容や食後のお茶、食器や卓上の飾りつけなどもイニシアチブをとる必要がある。

「相手方の文化などもしっかりと理解していなければなりません。例えば、テーブルの上に備える花に、もし日本でいう“菊の花”の意味があったりしたら、目も当てられません。そういったことを1つひとつチェックしながら進めていくんですから、ご負担は計り知れません」(前出・皇室ジャーナリスト)

 さらに驚かされたのは、翌12日に笑顔でデンマーク皇太子夫妻主催の式典と晩餐会に足を運ばれたことだった。

「これまでの雅子さまは、重要な務めの前には体調を整えられるためにお出ましにならない期間があり、当日を無事こなすと、お疲れからまたしばらくお休みになるということを繰り返されてきました。ところが、準備に心を砕かれた夕食会の翌日に、5時間以上の長丁場をたやすく乗り越えられた。以前とは明らかに変化が生じています」(前出・皇室ジャーナリスト)

◆和装の心得

 毎年春と秋の2回、赤坂御用地内にある赤坂御苑で行われる『園遊会』。次回は11月9日が予定されている。

「不特定多数の人の前に立つのに苦手意識をもたれているという雅子さまにとって、園遊会は難しいお出ましの代表格でした。2015年秋に12年ぶりに出席されましたが、以降も“途中退席”が基本になっています」(皇室記者)

 園遊会の際の女性皇族のお召し物は、洋装と和装が2回ずつ繰り返されるのが慣例だ。雅子さまにとっては、和装も乗り越えるべき壁だった。

「体への締めつけが強い和装は、ご負担が大きいとされてきました。雅子さまが久しぶりにお出ましになった2015年秋と昨年春は洋装でした。昨年秋は、“大殿下”の愛称で親しまれた昭和天皇の弟・三笠宮崇仁さま(享年100)の薨去に伴い中止になりましたが、今年の春の園遊会では着物をお召しになりました。和装で園遊会にお出ましになったのは13年半ぶりのことでした」(前出・皇室記者)

 さらに、園遊会の3週間後の大相撲5月場所観戦では、軍配があしらわれた着物姿で周囲の歓声を誘った。

「昨秋が中止になっていますから、今回の園遊会も和装という可能性もあるでしょう。そうなると、着物をお召しになって、最後まで歓談を楽しまれるという“大ジャンプ”もあるかもしれません」(前出・皇室ジャーナリスト)

◆憂いが去った愛子さまの学校生活

 9月20日、愛子さまが通われる学習院女子高等科で、中等科と合同の運動会が開催された。観戦に訪れたご夫妻は、愛子さまのお姿に、温かい視線を送られていた。

「昨年9月末に長期欠席が始まり、愛子さまは運動会も欠席されました。2か月弱で再び登校されることはできましたが、今年4月に高等科に進学されて以降も、たびたびお休みがありました。激やせもあって、雅子さまも心配を募らせたに違いありません。ですが夏休みを過ぎ、運動会で同級生と笑顔ではしゃいだり、負けた悔しさを励まし合うお姿に、大きな成長を感じられたのではないでしょうか。かつては愛子さまを優先されるあまり、雅子さまが批判の矢面に立たされたこともありましたが、愛子さまの成長とともに、その憂いは消えつつあります」(別の皇室記者)

 いま、雅子さまの眼前には、台風一過のような澄み切った空が広がっている。

撮影/雑誌協会代表取材

※女性セブン2017年11月9日号

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