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NAVERのウェブマンガ

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ポータル「NAVER」と「ハンゲーム」を運営する韓国最大のインターネット企業「NHN」。
ライブドアも傘下に収めました。
97年設立、社員5000人。
ソウル郊外の本社を訪れました。
ぼくがこれまで訪れた中で最も素敵なオフィス。
木の香りがクリエイティビティを適度に刺激してくれます。
見事な空間デザインの図書館を住民に開放して、 地域にも溶け込んでいます。

リンク先を見るココを訪れたのは、ぼくの博士課程の学生、ユン・イナンさんの紹介。
ユンさんは在ソウルのマンガ原作者で、 Ylabというプロダクションを経営しています。
韓国のマンガ家と、日本の出版社の編集とをネットでつなぎつつ、 日韓でマンガをプロデュースしています。
制作はフルデジタルで、打合せやチェックは高画質Skypeで。
作家、スタッフ、調整、編集の数カ所を国際間で全デジタルでつなぐ プロデュースシステムはマンガでは世界初でしょう。
さきごろ創刊されたグランドジャンプには、 ユン・イナンさん原作「私の夜はあなたの昼より美しい」が連載されています。
これはそのシステムで新人マンガ家を発掘したプロデューシングなのですが、 このマンガ、映画社が原作に出資してるんです。かなりの額。
マンガを作るところから映画が出資するというのも世界初のモデルでしょう。
しかもユンさん、小学館・集英社・講談社を股にかけて仕事しているんですが、 それは日本人じゃムリっぽいですね。

ユンさんがネットでタッグを組んでるのがNAVERなんです。
これね。
http://comic.naver.com/webtoon/weekday.nhn

迎えてくれたNAVERのWebマンガのKimチームリーダーの話が衝撃的。
驚きました。
1. NAVERのマンガ、毎日16以上のプロの作品がアップされる。計80作品。
2. 毎週韓国人の1/10が読み、一日最大300万人が訪れたことがある。
3. 原稿料は紙のマンガより高く、 人気が上がるとギャラも上がるシステムを導入。
4. プロの作品の6〜7割が映画・ドラマ化される。
5. マンガの映画・ドラマ化はNAVERが仲立ちはするが、 収入は全て作家に渡してしまう。
6. アマチュア投稿コーナーからは年30〜50人がプロデビューする。
7. 投稿コーナーはクリック数など読者の人気に応じ順位が上がる。
コミケ的ソーシャル機能。
8. 無料・広告モデルだけでなく、有料マンガもあるが、 これは紙の本が出版されたものをデジタルにしたもの。
9. NAVERはウェブマンガをビジネスとしてはとらえず、 作家が潤い、作家が増加する空間として運営している。
10.出版業界の落ち込みが激しいから、作家たちのため、急いで立ち上げた。

見事!
高い人気、作家への収益還元、映像ビジネス連動、作家育成、本との共生!
コミケ的なプラットフォームと作家ビジネスのエコシステムが
ネット上でできあがっているということです。
ううむ、刺激的だ。
プロが集まり、ファンが集まり、だからアマチュアも集まり、 評価のメカニズムができて、ビジネスが回る。
これは出版社じゃなくてネット企業だからできることなのかな。
「日本の出版界も苦しんでいるが、 まだ作家は出版社に依存しているんじゃないですか?」(Kimさん)
そういうプラットフォームを日本で構築するとすれば、 どういう企業が適してるんでしょうか!?

(日本市場の展開方針もKimさんには聞いたんですが、 未公表とのことなので伏せます。)

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