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外貨建て債券5割増、海外クレジットも積み増し=朝日生命運用計画

[東京 23日 ロイター] - 朝日生命保険は2017年度下期に外貨建て債券を500億円程度積み増す。年初当初は通期で1000億円程度の積み上げを計画していたが、米国債金利の上昇が想定より緩やかだったことなどから、上期中に目標額に到達。下期投資分の増額を決めた。

米社債などの海外クレジット投資も期初計画から上積みする方針。

鶴岡尚・資産運用企画部長はインタビューで、外貨建て債券投資について「米国で減税策が進展せず、インフレ指標も上向かない。期初の想定ほど金利が急上昇する状況ではなかった」ことが、上期の積極投資につながったと説明。下期も連邦準備理事会(FRB)議長人事など重要日程は目白押しだが「それほど大きな政策変更はない」と予測しているという。

上期に積み増した1000億円はドル建てが8割強。その半分は日本の政府系金融機関や企業が発行するドル建て債へ投資した。利回りが一定程度見込める一方、投資期間を残存10年以内に限定してリスクの抑制に努めた。下期の500億円も8割程度はドル建てとする予定。

ユーロ建てでは上期にイタリアやスペイン国債などへ投資したが、額は100億円強にとどめた。

外貨建て債券の新規投資は上期実績、下期計画とも為替ヘッジ付きが基本。ヘッジ比率は前期末の88%から当初は85%程度へ引き下げる計画だったが「北朝鮮などの情勢が不透明だったのでいったん引き上げた」といい、上期末は9割近くへ上昇した。下期はそうした情勢が落ち着けば、既存債券のヘッジを一部解消するなどして85%程度へ低下させたいとしている。

同様に期初計画が550億円増だった投信・オルタナ関連も、上期中に620億円と通期計画以上の投資を行った。米国の投資適格社債を中心に、高収益が期待できる海外クレジット投信を積み増した。「スプレッドが乗るところなら、多少金利が上昇しても(値下がりによる損失を)吸収できる」ためで、下期も330億円程度の増額を予定している。

期初に100億円増を計画していた国内株、900億円減の国内債などは、ほぼ予定通り進ちょく。日本株は、バリュエーションの上昇が限られていること、海外勢の資金流入期待などから、96年高値を奪回する可能性があると予想している。

(基太村真司、富沢綾衣 編集:田中志保)

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