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選択の自由こそが社会を正しい方向へ導く - wasting time?

本日、紹介するのはミルトン・フリードマンの一冊である。

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選択の自由―自立社会への挑戦 (日経ビジネス人文庫)画像を見る

残念ながら、中古しか売っていないようだ。。。あまりに偉大すぎる経済学者・ミルトン・フリードマンに関しては最早ここで書く必要はないだろう。

いろんな人が書いていることであるが、彼の提案は今でも・そして今でこそ活かされるのではないかと思わされるものが多い。そして、当ブログでも折に触れて紹介してきた政策の数々でもある。

不況・高いインフレ・社会の荒廃に苦しんだ1970年代のアメリカの姿がここには書かれているが、しかし、同時にフリードマンはアメリカと言う自由の国の本当の力・アメリカ国民の力を信じていたのだ。だからこそ、それを取り戻すためには人々に自由を与え、それによって自己責任や規律を取り戻さなければならないと考えていた。彼がアメリカの現状を嘆きながらも、本書を読む限りは希望を失っているようには見えない。

本書はあまりにも有名な一冊である資本主義と自由 画像を見るの内容をより細部にわたって詳しく論じた一冊ともいえる。だから、先に資本主義と自由を読んだ後にこの本を読むとさらに理解が深まるはずだろう。

政府や利権団体が消費者保護などの美名のもとに消費者の選択の自由を奪い、我々に不利益を被らせるかが、アメリカの実例や諸外国の研究の結果を挙げながら解説されてある。アメリカっていうのは市場原理の国だとなんとなく叫ぶ人が多いが、どこの国でも問題は同じなのかもしれない。

そして、公共支出は富裕者と貧困者の負担のもとに中産階級を利するためになされると説く。

その政策提案や政府の政策に対する反対は多岐にわたる。公共住宅・公立学校・消費者保護のもとに行われる役立たずの規制の数々、そして金融政策まで。

学校クーポンや負の所得税などの現代に通用する政策が、資本主義と自由で書かれるよりもより細かく・より理論的に解説されている。

その根底にある考え方は、市場が完璧であるなどという傲慢な考え方では決してない。市場はたしかに間違えるし、不完全である。しかし同時に政府も間違える。そして、政府という組織は常に肥大化し、利権団体などの特定の少数の人間の利益のために決定が左右されがちである。で、あるならば、少しでも政府の役割を小さくして、市場に任せるべきであるというのが彼の考え方であり至極全うなものだ。

各人の自由な意志を通した自由な選択こそが社会を発展させるのである。

そして、彼はあまっちょい恩情主義(その背景にあるのはエリート(?)が民を救わねばならないという愚民思想)の持ち主ではない。一見優しそうな顔をするインテリっぽいサヨクよりも、よほどか人間の可能性・良心への信頼を持った人間であることが本書を一読すればすぐにわかるだろう。


個人の自由と経済的自由というふたつの理念は、手を携えてその威力を発揮することによって、アメリカにおいてもっとも大きな実りをもたらした。(中略)
幸いにしてわれわれは、一人の人間としての選択の自由を持っている。つまり、政府が巨大化するという、これまでと同じ道を唯々諾々として歩んでいくのか、それともここで立ち止まり、方向を転換するのか、そのどちらを取るのかという選択の自由だ。


フリードマンの考えが先進国を70年代の停滞・苦しみから救ったことは間違いない。そして、サヨクですら、より市場を重視したまともな政策を取る時代となった。

今、先進国は再び大停滞の時代に入るかもしれない。幸いにして現代に生きる我々も選択の自由をまだもっているように思える。我々は何を選択するべきのだろうか?

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ロンドンで怠惰な生活を送りながら日本を思ふ

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