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配車サービス「Uber」(ウーバー)ドライバーの劣悪な労働環境(渡辺妙子)

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9月30日、東京都内で開かれた集会で、ウーバーの劣悪さを訴えるディオジェネス・カラスコさん。(撮影/渡辺妙子)

世界84カ国632都市で利用されているライドシェアサービス「ウーバー」。しかしその裏にはドライバーの過酷な労働の実態があると、米国の元ウーバードライバー、ディオジェネス・カラスコさんと、支援団体ニューヨーク・タクシーワーカーズアライアンス代表のバイラビ・デサイさんなどが、都内で開かれた集会で訴えた。

ニューヨークでタクシードライバーをしていたカラスコさんは、「自由な働き方、高収入」を謳う広告にひかれ、2014年にウーバードライバーに転身した。最初の1年は週に1500~2000ドル稼げたが、2年目からウーバー側の運賃値下げや手数料値上げ、ドライバーの増加によって収入が激減。昨年までの2年間で最終的に運賃は35%引き下げられた。またウーバーは売上税をドライバーに払う金から違法に控除していた。カラスコさんはウーバーの労働法違反について、仲間らとともに訴訟を起こしている。「マスコミはウーバーはいい会社だと言うが、私はそうは思わない。もしドライバーになりたいという人がいたら、よく考えて」と言う。

デサイさんは、「ウーバーはドライバーは自由な働き方ができる独立契約者だというが、仕事中のケガや事故、休業による賃金保障など、労働者としての権利と保護が適用されない。もちろん年金や保険など、一般の労働者が受けられる社会保障もない」と、ドライバーの労働者性について無視するウーバーを問題視する。

日本では一部地域で出前サービス「ウーバーイーツ」が始まっているが、そのライダーである鈴木堅登さんは、「仕事帰りに事故ってしまったが、ウーバーは『鈴木さんは個人事業主だから』で終わり。仲間の中には、仕事中の事故で脳内出血を起こし30万円くらいの医療費がかかった人もいるが、労災もサポートも何も受けられなかった」と、「個人事業主」の名のもと、何の補償もない実態を訴えた。

(渡辺妙子・編集部、10月6日号)

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