記事

各政党:少子高齢化時代の若者参画公約比較

1/2
課題は、若者の声が議論の場に乗らないこと。若者が参画による社会の変革に否定的なこと。
衆議院の解散にあたって安倍首相は
この解散は「国難突破解散」であります。急速に進む少子高齢化を克服し、わが国の未来を拓く。
と述べました。 予算配分や政策の変化の必要性はもちろんある。
さらに、若者と政治をつなぐ活動を行っている自分の視点からみると、少子高齢化による課題は、若者の声が議論の場に乗らないこと。若者が参画による社会の変革に否定的なこと。

平成25年度の内閣府の調査によると
「私の参加に変えてほしい社会現象が少し変えられるかもしれない」という問いに対して、肯定的に答える日本人は約3割とほかの国に比べてかなり低い。
(調査対象は13歳~29歳)



 全国多くの場で10代や20代と政治や選挙について話すが、
「どうせ、多数決で負けるから」
「わずか2歳選挙権年齢が広がったところで」
といった、少子高齢化を原因とする、政治的有効感覚の低さから来る話をよく聞く。

政治参画に関する各党政策を見てみる。

自由民主

選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを踏まえ、被選挙権年齢についても引き下げの方向で検討します。対象・摘要年齢は若者団体等広く意見を聴いた上で結論を出します。また、身体に障害がある選挙人などの投票環境の向上方策を検討します。さらに、選挙運動規制等の公選法全般の見直しも進めます
被選挙権年齢の引き下げを進め、その際に若者団体などからの意見を聞くとのこと。実際に衆院選前にそのような勉強会が開かれていた事実もある。

公明

若者世代の政治参加をさらに進めるため、被選挙権年齢の引き下げをめざします。また、若者政策を担当する大臣・部局の設置・明確化、審議会等への若者の登用、「若者議会」の開催を推進します。
被選挙権年齢の引き下げは自由民主党同様。さらに、北欧などの例にならい、「若者担当」大臣などの設置を明記。そして、選挙以外での政治参画の手法についても明記している。
以前、自分は内閣府の子ども・若者育成支援推進点検・評価会議の委員を務めており、その際に若者政策が多くの省庁の縦割りの状況によりっ効率化されていない現実を目の当たりにした。
例えば、若者の雇用に関しても、文科省が学校と連携し、厚労省がハローワークの部分を担い、経産省が中小企業への就職を支援するといった感じだ。
対象が同じ若者で、内容が雇用支援ということであれば、足並みをそろえ調査データなどの共有をしたほうがよいと思った記憶がある。


希望の党

・衆議院小選挙区において 300 万円の供託金が必要となるなど、高い立候補の壁が存在する。供託金制度の見直しや、大学構内や駅周辺での投票など若者を中心に投票の利便性を図ることにより、国民が政治に参加しやすい環境を整備する。
・全国で電子投票が実現すれば、どこでも投票することが可能となり、学生などの若者が投票しやすくなる。ネット投票についても検討する。
・被選挙権の年齢引き下げを実現する
大学構内に投票所をおいたとしても、大学のある自治体に住民票を置いている学生しか投票ができない状況がある。電子投票は、住民票のある自治体に関係なく全国どの投票所でもできるようになるということであればこの懸念点は解消される。実際に韓国は国政選挙の際は全国土の投票所でも投票できる。 
あえて、「学生などの」と書くということは親元を離れた学生の多くが住民票を居住地に移しておらず、投票を行いにくい状況があるという現状を踏まえての事だろう。となれば、住民票を移さないことが多数派になり、住民票は原則移すべきだという法律が有名無実化している状況は追認するということなのか。

日本維新の会

●成人年齢引下げに合わせて、衆参両院の被選挙権年齢を18歳に引き下げ。間口は広く、有権者が判断。
●スマホ投票(ネット投票)を導入し、投票方法の多様化を進める。
●ポスター掲示場のデジタル化等の合理化・効率化。
●ビラ・ポスターへの証紙貼り等の無駄な規制を撤廃。
●選挙活動を原則自由化。名前連呼の選挙から、ネット・戸別訪問・討論会で政策を語る選挙へ。
●様々な経験を有する者が地方議員として活動できるよう、基礎自治体で地方議会の土日・夜間開催を促進。
他党より一歩踏み込み、被選挙権年齢を18歳へと下げると明記。そして、他の職を持っている人も地方議員となり活動しやすいように議会の改革を掲げている。
たしかに、自治体によっては決して高くない収入(給料ではない)のみで、政治家として活動をすることを躊躇してしまう側面もあり、基本的には本職を他に持ちつつ、政治家をするというライフスタイルは考慮すべき。諸外国でもこのような自治体はある。
議会出席だけが議員の仕事時間とは言えないので、議会での質問が洗練されたものとなるために、議会事務局などのレファレンス・調査機能の向上なども併せて考えたほうが良いと思われる。

あわせて読みたい

「若者」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    橋下氏 百田氏の方が反日本人的

    橋下徹

  2. 2

    謝罪なく逃走の津田大介氏に呆れ

    やまもといちろう

  3. 3

    日本は韓国に知的な手助けをせよ

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

  4. 4

    天皇燃やした? 映像制作者を直撃

    篠田博之

  5. 5

    日韓は報復でなく大人の対応せよ

    小宮山洋子

  6. 6

    3位に日本 好みに影響を与えた国

    オルタナS編集部(若者の社会変革を応援)

  7. 7

    よしのり氏 北巡る米発言に怒り

    小林よしのり

  8. 8

    ヒグマ駆除に抗議する人の身勝手

    鈴木宗男

  9. 9

    田中角栄が頼った「最強ヤクザ」

    NEWSポストセブン

  10. 10

    他人を褒めなかった瀧本哲史さん

    宮崎タケシ

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。