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クジラの脳の大きさと社会構造の複雑さに相関関係=研究

[ワシントン 16日 ロイター] - 16日に科学誌Nature Ecology & Evolutionに掲載された研究結果で、クジラの仲間のうち、体に対して脳のサイズが大きな種類が、より複雑な社会構造や行動パターンを持つことが分かった。

調査では90種のクジラ類について、脳の大きさ、社会構造、文化的行動を分析。その結果、体に対する脳のサイズが大きいのはシャチや、姿の似たオキゴンドウ(またはシャチモドキ)やゴンドウクジラなど大型のイルカ類だった。

英マンチェスター大学の進化生物学者スサンヌ・シュルツ氏は「イルカ・クジラ類の社会は霊長類に匹敵する複雑さとなっている。彼らは大変遊び好きで互いに学び合い、複雑な通信を行っている」と述べた。

また「シャチは文化的な食物の好みがあるほか、群の仲間を指導する雌のリーダーがおり、協力して猟をする」と説明した。

このほか、マッコウクジラでは母クジラが深海にもぐって採餌する間、群の仲間にベビーシッターをしてもらう手配をすることも分かっている。

一方、シロナガスクジラやナガスクジラ、ザトウクジラなど、沖アミのような小型の甲殻類を濾過摂食するヒゲクジラ類は、体に対する脳のサイズが最も小さい種類となった。この仲間は比較的孤独に暮らしており、食糧の豊かな場所の近くに生息し、群れるのは繁殖期に限られるという。 

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