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歪んだ世界の日本観4 日本の女子中高生の13%が援交?

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トップ画像:アール・キンモンス氏 ©WiLL編集部

古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)

【まとめ】

・2015年国連特別報告者が日本の女子中高生の13%が援助交際していると言ったが、真実からは程遠い。

・2016年には別の国連報告者が、日本のメディアは安倍政権にコントロールされていると言った。

・一方、欧米人の日本報道は事実を直視し中立であるべきと指摘する人も増えている。

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されず、写真の説明と出典のみ記載されていることがあります。その場合はjapan-indepth.jp/?p=36741で記事をお読みください。】

古森:2015年10月、国連の特別報告者、ブーア=ブキッキオ氏という女性が日本へ来て、援助交際についてとんでもないことを言いましたね。

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Photo by Council of Europe

キンモンス日本の女子中学・高校生の13%が援助交際をしていると言っていました。私が調べて計算したところでは、高校生の13%なら21万人、中学生なら20万人というとんでもない数字になります。日本の男性にはそんなに遊んでいる時間があるのでしょうか。もちろん援助交際は絶対にないとは言っていない。あり得ることではあるけれど、報道されている数字の100分の1にもならないでしょう。

古森:いままでキンモンス先生が話されてきたのは、欧米のジャーナリズムが、事実ではないことも含め、日本の姿をいかにゆがめて報道しているか、それは構造的には、日本は自分たちに及ばない国なんだという偏見による、あるいは偏見をより強めるためのものだということでした。

しかし、国連の人間が援助交際についてそういう誤った認識を堂々と語るということは、先生が指摘されているような偏見とかゆがみというものがジャーナリズムの次元にとどまらず、学者、専門家の中にも強くあるということです。ジャーナリズムとアカデミズムが車の両輪のようにタンデムになり、そこに政治(ポリテイクス)が絡んで日本の負のイメージが形成されているとしたら、これは大問題ですよ。

昨年つまり2016年4月に来日したカリフォルニア大学アーバイン校のデビッド・ケイ教授が、日本のニューズメディアは安倍政権にコントロールされ、バイアスがかかって歪んでいるとしゃべっている。彼は国連特別報告者の一人です。そんな話を誰から聞いたのかと思ったら、元経済産業省の官僚で、テレビで「アイム・ノット・アベ」というフリップを掲げた古賀茂明とか、鳥越俊太郎とか極端な人ばかりでした。

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写真)デビット・ケイ教授
出典)University of California,Irvine HPより

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写真)古賀茂明
出典)Twitterより 

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写真)鳥越俊太郎氏
出典)本人HPより 

それがアメリカの学者の意見になり、しかも国連の報告にもなっていくというのは恐ろしいですね。キンモンス先生がおっしゃった偏見が政治の領域に入っていくと、やれ軍国主義だとかナショナリズムだとか、戦争犯罪への反省が足りないという批判につながっていくのではないでしょうか。

小泉純一郎総理が靖國神社に参拝していた頃、デビッド・マクニールという特派員から、「インディペンデント紙に靖國問題について書くので、古森さんの意見を聞きたい」という依頼がありました。東京でのことです。それで彼と特派員クラブで会ったんですよ。ところが、実は靖國問題というのは口実で、彼が聞きたかったのは、外務省が資金を出している日本の国際問題研究所のことだった。

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写真)デビッド・マクニール
出典)Twitterより

その機関紙の英語版に、契約で『ニューヨーク・タイムズ』の社説も書いていた玉本偉(まさる)という学者が書いていた国際問題研究所の見解というのが、あまりに反体制的な左がかった趣旨だったから、私がそのことを指摘したんです。そのために研究所が謝罪し、玉本氏が辞めたので、産経の古森が言論弾圧したということになったらしい。それでマクニールは私を糾弾するために嘘をついて呼び出したんです。

特派員協会の会員用の機関紙、ナンバーワン新聞を彼らはハイジャックしていたから、その一面に私の写真を載せ、「古森がこんなひどいことを言っている」とたたいた。でも私も一応、特派員協会のメンバーだったから、その機関紙でメンバーをたたくのは、それだけでもおかしいじゃありませんか。

特派員の外国人記者も日本人を下に見ているから、たとえば安倍総理が、日本が普通の国になるため憲法を改正したいと発言するようなことをものすごく嫌うわけですよ。日本がほかの国と同じように自分の国を守るための軍隊を持つのは当然だと言うと、「軍国主義の復活だ。中国にまた攻め込むつもりだ」と騒ぎ出す。

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