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- 2011年02月28日 15:20
『グループアイドル進化論』:アイドル語りを誘発する本
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マイコミ新書編集部より献本いただいていた『グループアイドル進化論――「アイドル戦国時代」がやってきた!』を何度か読み返している。「現場系」すなわちイベントに積極的に通うファンの立場からの視点として興味深い。ただ、私の思うところとはちょっと違うところもあるので、そのあたり含めて書評としてみたい。
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「グループアイドル進化論 〜「アイドル戦国時代」がやってきた!〜 (マイコミ新書)」
[新書]
著者:岡島 紳士,岡田 康宏
出版:毎日コミュニケーションズ
発売日:2011-01-25
by ええもん屋.com
第1章 AKB48という革命
この章はAKB48を成功例として、それがなぜ売れたのかということを考察している。ファンのニーズを積極的に取り入れ、ファンコミュニティを最大限に生かした点が評価されている。AKBについての考察として適切なまとめだと思うのだが、私個人としては多少違う視点もあるのでそれは後述する。
第2章 女性グループアイドルの40年史
ピンク・レディー、キャンディーズから始まって松田聖子、おにゃん子クラブ、ハロプロへの流れを概観してAKBやK-POP、アイドル戦国時代という本書の扱う時代につなげる内容。角川三人娘として我が永遠のアイドル渡辺典子の名前がちゃんと書かれていたのでホッとした(先日、某女優ムックを書店で立ち読みしたところ、薬師丸ひろ子と原田知世の写真を載せていながら渡辺典子だけ載せていなかったので、心の中で叩きつけて帰ってきた)。本書はグループアイドルを扱うとはいえ、この章はアイドル史概観としてよくまとまっていると思う。
ただ、1969年生まれの筆者は著者たちと7年・11年の年齢差があり、その点でどうしても「ああ、この時代は彼らにとってもう伝聞でしかないのか」と感じる点が多々あった。この点についても後述する。
第3章 グループアイドル戦国時代
「アイドル戦国時代」としてポストAKB(特に「ももいろクローバー」など)とK-POPについての考察。特にK-POPが若い女性に受けている理由などを検証した部分はタイムリーといえるだろう。ただ、この点についても私見があるので後述する。
第4章 グループアイドル全盛の時代とこれから
いよいよPerfumeが取り上げられる。Perfume、AKB48、ももいろクローバーの戦略が考察され、将来につなげられる展開となる。ヤンキー文化圏などのキーワードが押さえられているのもよいところだ。
このほかインタビューなども含まれ、私としては非常に関心をもって読むことができた。
私のアイドル歴
最初に私の「女性アイドル歴」をはっきりさせておこう。アイドルオタク的な域には達していないのだが、かなりミーハーであることは間違いないので、その前提をまず共有しておく必要があろう。
幼稚園のころは天地真理のファンだった。具体的な記憶はもうあまりないが、本書が小柳ルミ子・南沙織・天地真理の三人娘からアイドル史を描いていることを思うと、まさにアイドル時代と同時に生まれたようなものといえる。
その後はキャンディーズ、ピンクレディーが小学校時代、中学のころに松田聖子・中森明菜・小泉今日子らの80年代前半のアイドル全盛期を迎え、高校のころには80年代後半アイドル期に突入していた。ただ、中学まではテレビでみかける程度の認識で、特に好きなアイドルという認識はあまりなかった。
ところが、高校で(年齢的にも)かなりミーハーな世界をのぞき込むようになる。最初にはまったのは渡辺典子で、クラスに熱狂的な薬師丸ひろ子ファンと熱狂的な原田知世ファンがいたので三人でよくつるんでいた。渡辺典子はレコードは全部買ったが、さらにイメージビデオも購入した。角川三人娘中心の角川グラビア誌『バラエティ』も時々購読していた。また、ドラマの影響で伊藤麻衣子(現・いとうまい子)も好きだった。
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「グループアイドル進化論 〜「アイドル戦国時代」がやってきた!〜 (マイコミ新書)」
[新書]
著者:岡島 紳士,岡田 康宏
出版:毎日コミュニケーションズ
発売日:2011-01-25
by ええもん屋.com
全体の概要
第1章 AKB48という革命
この章はAKB48を成功例として、それがなぜ売れたのかということを考察している。ファンのニーズを積極的に取り入れ、ファンコミュニティを最大限に生かした点が評価されている。AKBについての考察として適切なまとめだと思うのだが、私個人としては多少違う視点もあるのでそれは後述する。
第2章 女性グループアイドルの40年史
ピンク・レディー、キャンディーズから始まって松田聖子、おにゃん子クラブ、ハロプロへの流れを概観してAKBやK-POP、アイドル戦国時代という本書の扱う時代につなげる内容。角川三人娘として我が永遠のアイドル渡辺典子の名前がちゃんと書かれていたのでホッとした(先日、某女優ムックを書店で立ち読みしたところ、薬師丸ひろ子と原田知世の写真を載せていながら渡辺典子だけ載せていなかったので、心の中で叩きつけて帰ってきた)。本書はグループアイドルを扱うとはいえ、この章はアイドル史概観としてよくまとまっていると思う。
ただ、1969年生まれの筆者は著者たちと7年・11年の年齢差があり、その点でどうしても「ああ、この時代は彼らにとってもう伝聞でしかないのか」と感じる点が多々あった。この点についても後述する。
第3章 グループアイドル戦国時代
「アイドル戦国時代」としてポストAKB(特に「ももいろクローバー」など)とK-POPについての考察。特にK-POPが若い女性に受けている理由などを検証した部分はタイムリーといえるだろう。ただ、この点についても私見があるので後述する。
第4章 グループアイドル全盛の時代とこれから
いよいよPerfumeが取り上げられる。Perfume、AKB48、ももいろクローバーの戦略が考察され、将来につなげられる展開となる。ヤンキー文化圏などのキーワードが押さえられているのもよいところだ。
このほかインタビューなども含まれ、私としては非常に関心をもって読むことができた。
世代差の違和感
私のアイドル歴
最初に私の「女性アイドル歴」をはっきりさせておこう。アイドルオタク的な域には達していないのだが、かなりミーハーであることは間違いないので、その前提をまず共有しておく必要があろう。
幼稚園のころは天地真理のファンだった。具体的な記憶はもうあまりないが、本書が小柳ルミ子・南沙織・天地真理の三人娘からアイドル史を描いていることを思うと、まさにアイドル時代と同時に生まれたようなものといえる。
その後はキャンディーズ、ピンクレディーが小学校時代、中学のころに松田聖子・中森明菜・小泉今日子らの80年代前半のアイドル全盛期を迎え、高校のころには80年代後半アイドル期に突入していた。ただ、中学まではテレビでみかける程度の認識で、特に好きなアイドルという認識はあまりなかった。
ところが、高校で(年齢的にも)かなりミーハーな世界をのぞき込むようになる。最初にはまったのは渡辺典子で、クラスに熱狂的な薬師丸ひろ子ファンと熱狂的な原田知世ファンがいたので三人でよくつるんでいた。渡辺典子はレコードは全部買ったが、さらにイメージビデオも購入した。角川三人娘中心の角川グラビア誌『バラエティ』も時々購読していた。また、ドラマの影響で伊藤麻衣子(現・いとうまい子)も好きだった。



