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トランプとイラン核合意問題

国際的に注目されていた13日のスピーチで、トランプはイランが核合意を順守しているとの証明書を米議会に送らないとして、米議会は60日以内に核合意から離脱するか否か、また対イラン制裁を再適用するか、判断することになった模様です。

この問題については日本のマスコミも詳しく報じていますので、2〜3の補足のみ。

・トランプのスピーチは、核合意問題のみならず、イラン一般に対してきわめて敵的なもので、イラン体制を狂気の体制と呼んだとのことですが、他方核合意を破棄せずに、議会に取り敢えず下駄をゆだねたのは、政権内でも国務長官とか多くの重要閣僚が、イランは核合意を守っているとしているので、取りあえずは「殿の乱心」を止めることができたのでしょうか?

・因みに西欧各国が足並みをそろえて、イランは核合意を守っているとしているが(中露は当然その立場)、IAEAの天野事務局長(日本出身)も、国際的に最も厳しい査察からもイランは核合意を守っていると言えるとコメントした由。

・他方al qods al arabi net は仏大統領府が、仏大統領がロウハニ大統領の招待に応じて、イランを訪問することを検討していると13日発表した(13日というのがいかにも意味深で、トランプのぶち壊し外交を何とか調停しようということか、と思うが、それにしても13日とはいかにも仏らしい皮肉なタイミングではある)

・イランのロウハニ大統領は激しくトランプを非難した
(もしかしたら、イラン国内で強硬派と改革派、穏健は等の対立に悩まされているロウハニ大統領が、トランプの強硬策の第1の犠牲かも知れない)

・報道された限りでは、トランプの政策を支持した発言はネタニアフとサウディのみであった模様。
ネタニアフは、明確にイランは核開発を目指していると発言し、トランプの政策にチア得る改めての支持を表明したが、サウディ政府は声明(どこの声明かは不明)で、イランは核合意を悪用して、中東地域の不安定化の工作を進めてきたと非難し、トランプの断固たる措置を支持した由
(どうも、イスラエルとサウディという、2の人権とか国際法の順守とかの観点から、いささか胡散臭い体制だけが支持するというのは、トランプの国際的孤立の象徴にも見える)

・未だあまり報道はないが、al arabiya net は米財務省が、イランの革命防衛隊を制裁の対象としたと報じており、これが事実であれば、革命防衛隊や強硬派からは早速強硬な反応があるかと思われる。

尤も、未だテロ組織とは認定してはいない模様

http://www.alquds.co.uk/?p=808076
http://www.alarabiya.net/ar/arab-and-world/american-elections-2016/2017/10/13/تيلرسون-ترمب-لن-يطلب-إعادة-فرض-عقوبات-إيران.html
http://www.alquds.co.uk/?p=808120
http://www.aljazeera.net/news/international/2017/10/13/ترمب-إيران-لم-تلتزم-بالاتفاق-النووي
http://www.bbc.com/news/world-us-canada-41613314
http://www.alarabiya.net/ar/saudi-today/2017/10/13/السعودية-ترحب-باستراتيجية-ترمب-الحازمة-إزاء-إيران.html

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