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中国紙「沖縄は日本が不法占領」論文を全訳・徹底解読

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2006年のアンケートについては私は現時点で資料を発見できていない。ただし、同じ2006年11月28日の沖縄タイムスでは完全に逆の結果が出ている。

「独立の是非についての全体の回答は、「独立すべき」24%、「すべきでない」65%。独立賛成の最大の理由は「沖縄の政治的、経済的、社会的状況や歴史的経験が日本本土と同じではないから」、反対は「沖縄住民は自立する能力を持っていないから」だった。」

しかも「沖縄人の25%が日本の血筋」というのはどこからどう出た話なのか。完全に偽情報が紛れ込んでいる。

以下の部分は歴史的事実ではなく著者の意見なので、検証はこのあたりでよいだろう。はっきりと言えることは、前提となる歴史的事実が改竄されているということだ。

領土問題の面倒くささ



そもそも私は、「固有の領土」などといううさんくさいものを信用していない。国境線が明確にひかれ、ちょうどジグソーパズルのように地球の表面の領土・領海・領空が「国」単位できっちりと分割されるようになったのは、ここ百数十年くらいのこと、近代ナショナリズムが生まれてからのことであって、決して歴史的に裏付けのある話ではない。ましてや、これまで人の住めなかった「沖合の岩」について、ある時期まで明確に「国家による領有が宣言」されてこなかったとしても、当たり前のことである。現代の方が特殊なのである。

言い換えれば「尖閣諸島はどこの固有の領土でもない」。台湾という大きな島でさえ、清・中華民国・中華人民共和国と受け継がれた「中国」の固有の領土なのか、それとも「台湾は台湾」なのかが決しないくらいなのだから、尖閣諸島をどこかの領土と決めるのは乱暴だ。あえて言えば歴史的に一番近いのは、石垣島を含む「八重山」の住民である。その八重山を琉球王国が征服し、その琉球王国が清と島津の双方に服属し、島津が琉球王国を実質属国とし、日本がついに琉球王国を吸収した。それを台湾と中国が領有権を主張している。どこに正義があるのか。むしろ、どこにもないと言ってしまった方が正確だと思える。

私は琉球国は独立してもよいと思っている。ただ、そういうと一部ネトウヨ系の人たちが「それは中国に領土をやるということだ」と結びつけるので困るのだが、以上書いたように、琉球国は琉球国であって日本でも台湾でも中国でもないと考えている。そもそも、今の沖縄の人たちがこぞって中国人として生きていくことなど選ぶはずがない。

中国人は歴史をねじ曲げるべきではない。しかし、日本人も琉球を征服して同化を強要したという歴史を知らねばならない。

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