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今回の投票は棄権? 安倍応援団の東浩紀氏の無責任発言 安倍自民党政治に反対する意思表示は立憲民主党、共産党、社民党へ

今回の安倍内閣による衆議院解散は何の大義もなく、森友学園、加計学園疑惑隠しのためのものです。
 とはいえ、解散されてしまった以上、野党も受けて立たざるを得ませんし、政権に批判的な有権者も投票という形で意思表示をすべきことになります。

 ところで、評論家であるとされる東浩紀氏は、このように述べています。
東浩紀氏ツイートで話題 選挙の「棄権運動」は静かな革命か」(IRONNA、『NEWSポストセブン』 週刊ポスト2017年10月6日号)
「総選挙になったら棄権だな。今回は堂々と棄権を訴えよう。バカげすぎている」
「この局面においては、棄権すること、つまり「おまえらの政治ゲームにはのらないよ」と意志を表示することこそ重要だ」
「論点なし。必然性なし。いまだと勝てるからやる。それだけ。独裁国家の信任投票のようだ」
 この週刊誌記事の論調は「“暴論”に見える同氏の提案にうなずきたくなる有権者もいるのではないか。」というのですが、うなずけるはずがないでしょう。

 今回の解散総選挙に大義はない、そこまではいいでしょうし、しかし、何故、棄権なのでしょうか。あまりにも飛躍しています。というよりは論理のすり替えです。

 解散総選挙である以上、野党議員も身分を失います。新たに選び直されるわけです。
 大義があろうとなかろうと、選挙なのですから、そこで意思表示のための投票を行うのは当然だし、逆に安倍政権にノーと思っているのに投票しなかったら、全く国政に私たちの意思が反映されなくなってしまいます。

 安倍氏に対して批判するのであれば棄権という選択肢はありえません。棄権という行動は、安倍自民党を利するだけのものです。

 要は、東氏のやっていることは、安倍氏に反感を持っている層に対して棄権を呼び掛けているということであって、あからさまな安倍応援団です。誰がこんな論調にうなずくというのですか。

 棄権という方法が有効なのは限られているということは常識です。

 日本では、結果が分かりきっていながら、大阪都構想実現に行き詰まった橋下大阪市長が敢えて辞職しての出直し市長選挙が上げられます。身分を失うの橋下氏のみで野党への影響はありません。野党は候補者を立てず、静観しました。投票にも行かないという対応です。私は正しい判断だと思います。何故か売名のための「対立」候補が立ってしまったため選挙が実施されましたが、本来であれば無投票「当選」で良かったものです。

 外国では、無謀な解散に対してその選挙の正当性を訴えるために野党側がボイコットすることがあります。この戦術が効果を発揮するのかどうかはその国の事情によります。官製選挙が出来上がっている中では、政権側のセレモニーにしかなりませんから野党側がボイコットするのは意味があります。逆に政権を利することもあり諸刃の剣です。

 しかし、今の日本の国政選挙で野党側がボイコットするような意義は全くないだけでなく、マイナスでしかありません。
 東氏は、棄権することをあからさまに、自分は政治のことがわかっているんだ、自分はかっこいいんだみたいに発言しているわけですが、こんな人に翻弄されてはなりません。

 若い人たちの中にも「棄権」があたかもかっこいいものであるかのように言われることもありますが、とんでもない間違いです。東氏の言動は、こういった層に悪影響を与えるという意味でも有害です。




 この東氏は、憲法9条論でも無責任な言説を垂れ流しています。議論の立て方は、一見すると安倍政権とは違うように見えて、実はあからさまな安倍応援団です。論理があまりにデタラメだからです。
批評家東浩紀氏の主張は憲法9条の果たした役割を否定し、「国防軍」創設のための援護射撃でしかない

参照、こちらも自称「護憲派」の安倍応援団の1人です。論理のデタラメさをとくとご覧下さい。
今井一氏は単なる9条の改憲主義者 悪質なすり替え論法に欺されるな

 自分たちの現在、将来が掛かっている選挙です。現状にノーであるならば、その意思表示が必要です。
 それは、自民党でもなければ希望の党でもありません。立憲民主党、共産党、社民党です。

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