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【アマゾン】、驚愕の真実!カズオ・イシグロ氏の「日の名残り」でアマゾンが生まれた?

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■スウェーデン・アカデミーは5日、2017年のノーベル文学賞を日系英国人作家、カズオ・イシグロ氏(石黒一雄氏)に授与すると発表した。62歳のイシグロ氏は1954年に長崎で生まれ、5歳のとき日本人の両親とともにイギリスに渡り、イギリス国籍を取得した。1982年に日本人を描いた「遠い山なみの光」で長編デビューし、1989年の長編第3作目「日の名残りThe Remains of the Day)」は、イギリスで最も権威のある文学賞、ブッカー賞を受賞した。

同作品は1993年、アンソニー・ホプキンスさんの主演で映画化もされている。第2次世界大戦後のイギリスの田園地帯にある邸宅を舞台にした「日の名残り」は実はネット通販最大手アマゾンとゆかりのある作品だ。この作品を読んだことがきっかけとなり、ジェフ・ベゾス氏はアマゾンを創業した。当時彼は素晴らしい職務に就いていたのにもかかわらずヘッジファンドのDEショーを辞め、海の物とも山の物ともつかぬインターネット通販に乗り出したのだ。

 アマゾン創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏は熱心な読書家でも知られている。ベゾス氏は読書から得た知識やアイディアでアマゾンを成長させたことはよく知られている事実だ。ベゾス氏の伝記である「ジェフ・ベゾス 果てなき野望―アマゾンを創った無敵の奇才経営者The Everything Store: Jeff Bezos and the Age of Amazon)」の付録にはベゾス氏の12冊の愛読書を掲載している。

和書489ページ(洋書はAppendix:Jeff's Reading List)に「アマゾンが発足し、その文化が形作られていく背景には多くの書籍があった」と記されている。「アマゾンという会社を理解するために必読の12冊」で11冊のノンフィクションに交じって唯一フィクションとなるのが、カズオ・イシグロ氏の「日の名残り」だ。

ベゾス氏はノンフィクションより小説から得るものが多いという。実際、アマゾンのリアル書店「アマゾン・ブックス(Amazon Books)」1号店には「スタッフ・フェバリット(Stuff Favorites)」のコーナーがあった。そこにはベゾス氏の5冊の推薦図書があり、その中の一つが「日の名残り」だったのだ。ベゾス氏はこの本の推薦文に「私の大好きな本。どんなにノンフィクションを読んでも得られない、人生の後悔による悲しみやリスクを教えてくれる」と記していた。

 リスクを恐れずチャレンジを続けるアマゾンにとって、ノーベル文学賞受賞者カズオ・イシグロ氏の「日の名残り」は、役員幹部の必読書となっているのだ。

トップ画像:ワシントン州シアトル地区のユニバーシティ・ビレッジ(University Village)にあるアマゾン・ブックス1号店。2015年11月にオープンした当初、「スタッフフェバリット(Stuff Favorites)」に題したキュレーションがあった。そこに2017年のノーベル文学賞受賞者カズオ・イシグロ氏の「日の名残り」がジェフ・ベゾス氏の推薦図書としておかれていた。今年6月に視察に行ったときにはなくなっていた...

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「スタッフフェバリット(Stuff Favorites)」に題した棚にはアマゾン創業者でCEOのジェフ・ベゾス氏の推薦図書がある。ベゾス氏のイチオシは、ベゾス氏の妻であるマッケンジー・ベゾス氏の「トラップ(Traps)」やカズオ・イシグロ氏の「日の名残り(The Remains of the Day)」に「愛を伝える5つの方法(The 5 Love Languages)」「ギフト・オブ・フェア(The Gift of Fear)」「セブンイヴズ(Seveneves)」の5冊。ベゾス氏は「日の名残り」の推薦文に「私の大好きな本。どんなにノンフィクションを読んでも得られない、人生の後悔による悲しみやリスクを教えてくれる」と記していた。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。ブラッド・ストーン著「ジェフ・ベゾス 果てなき野望―アマゾンを創った無敵の奇才経営者The Everything Store: Jeff Bezos and the Age of Amazon)」はウォルマート役員の必読書です。

ダグ・マクミラン氏が2014年にウォルマートCEOに就任した時、幹部役員全員にベゾス氏の伝記本を配ったのです。当社のクライアントのCEOや執行役員にもこの本を勧めています。仕事で忙しい方は407ページの「ベビー用品をめぐる仁義なき戦い」から読んでもらっています。ウォルマートは昨年、33億ドル(約3,700億円)を投じてジェットを買収し、同社の創業者でCEOのマーク・ローリィ氏(この本ではマーク・ロア氏と表記、彼が以前創業したクィッジーもクイッドシーと記されている)をウォルマートのEコマース事業部トップに就任させました。407ページからの6ページにその後、ウォルマートがIT企業を次々に買収を行うきっかけが書かれているのです。

2015年8月1日 - 【ウォルマート】、CEOからエグゼクティブへの宿題!チェーンストア関係者の必読書?

⇒さて、「果てなき野望」の36ページ(3行目)に「そのころベゾス氏はカズオ・イシグロ氏の『日の名残り』を読んだところだった」と書かれています。ベゾス氏が当時働いていたヘッジファンドのDEショーは急成長中。その中で有能なベゾス氏は頭角を現しリーダーの立場にもなっていたのです。

「そのころ」というのは、インターネット店舗のアイディアに触れて、ベゾス氏は高ボーナスで約束された仕事を辞めて、エブリシング・ストアで起業しようかと悩んでいた時期だったのです。ウォール・ストリートの高収入かゼロイチのチャレンジかで迷っている時期に読んだのが「執事が戦時下の英国で職業人として、また、人として生きた人生を振り返り、その選択についていろいろと思い悩む」カズオ・イシグロ氏の小説だったのです。この小説を読んだことがきっかけとなり、インターネット通販の起業を決断したのです。つまり2017年ノーベル文学賞受賞者イシグロ氏の作品で、アマゾンが生まれたのです。

 オムニチャネル化に迷っているチェーン経営者も少なくないと思います。ベゾス氏に倣って「日の名残り」を読んでみるのもいいかもしれません。

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