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世俗を暫し離れて、伊藤博文の憲法義解を読む

目の前に生起する事象を追っても、腹が立つことばかり。
なんで皆こんなに碌でもないことばかりやっているのだ、と思う。
群盲、象を撫でる、という言葉があるが、どうにもしっくりしないことばかり。
平成の政治家のレベルが知れてくる。

国会図書館の国会議員研究室で伊藤博文の憲法義解に取り組むことにした。
手元にあるのは、昭和2年5月18日発行の第13版である。
枢密院議長伊藤伯著帝国憲法・皇室典範義解(国家学会刊行)とある。
昭和10年4月22日発行の増補第15版と、昭和20年11月30日発行の岩波文庫「憲法義解」(伊藤博文著、宮澤俊義校註)第5刷もある。

明治の政治家が、新しい立憲君主国家をつくるために、ずば抜けた聡明さと気概と、さらには長期的視野に立って国家の経営に当たってきたことが窺われる。
現代の政治家を明治の政治家と並べてみると、現代の政治家があまりにも貧相であることに愕然とする。

平成21年は、明治維新や戦後の民主化に次いで平成の時代でも革命が行われた年として記憶されるだろうが、随分しょぼい革命に終わりそうである。
一時期の高揚感は既にどこにもない。
革命後の新時代建設の喜びの声もどこからも上がらない。

もっとも悲惨なのは、この国から日々自由闊達な雰囲気が失われていくことである。
政権内部で、怒鳴り合い、あるいは一触即発の剣呑な空気が充満している。

私は、こういう毒に染まらないように、暫し明治の新国家創造の良き時代を逍遥することにする。

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