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迷走にはそろそろ慣れてきたので、いよいよ現実路線へ転換

鳩山内閣の発足から2カ月が経過した。
政権交代という大きな節目で発足した新政権なので、肩に力が入り、選挙の際に掲げたマニフェストに拘泥し、マニフェスト至上主義になっていたが、これでは日本が直面している状況に柔軟かつ適切に対処することは難しい。

いつマニフェスト原理主義から自由になるのだろうか、と思っていたら、やはりそろそろ現実主義になってくる様子が見え始めた。

迷走するのはやむを得ない。
これまでは余りに観念的だった。
しかし、いつまでも官僚支配脱却とか政治主導などというお題目ばかりを唱え、日本の経済の立て直し、国民生活の立て直しのための具体的な施策を推進しないでいたのでは、わが国は疲弊する一方になる。
現実主義への転換を、私は支持する。

前原氏が日本航空の再生について法的整理の可能性も排除しない、と述べたのは、正しい。
あらゆる方策を検討して、より実行可能性があり、目的達成可能性がある方策を選ぶ、という柔軟性を示すのがいい。

過ちを革むるを憚るなかれ。

さて、大事なことを記しておきたい。

小沢氏や労働組合支配の政治に堕してしまう危険性が強いので心配だが、それでも私は、今回の政権交代で新しい時代が拓けてきたこと自体は歓迎している。

明治維新から10年たって西南戦争があった。
これで明治国家の礎石が固まった。
先の大戦での敗戦から10年後の昭和30年に自民党、社会党の二大政党体制が確立し、戦後の保守政治構築の基盤がようやく確立した。

これから10年後、日本はどうなっているか。
小沢氏や鳩山氏がいないことを前提に、新しい状況で日本の政治をどのように安定させ、国民の生活を守っていくか。

私は、これからの10年を新しい時代の日本の幕開けに変えていきたい。
そのためには、古い自民党を捨て、かつ、現在の小沢民主党を超えることが必要だと思っている。

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