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- 2010年03月02日 23:53
新聞が人気の低いメディア・プラットフォームに:Pewの米ニュースメディア調査より
ニュースを得るメディアとして、アメリカ人にとって新聞は人気の低いプラットフォームになってきたようだ。
Pew Internetが3月1日に公表したレポート「Understanding the Participatory News Consumer」によると、やっぱりというか新聞からニュースを取得するアメリカ人が減ってきている。アメリカ人の大半(92%)が、毎日、複数のメディア・プラットフォーム( national TV, local TV,the internet,local newspapers, radio, national newspapers)からニュースを得ているが、どのようなメディア・プラットフォームに毎日接触しているかを調査した結果が次のようになった(複数回答)。
・アメリカ人の78%はlocal TVからニュースを得ている
・73%は、CBSのようなnational networkやCNN or FoxNewsのようなcable TVからニュースを得ている
・61%はオンラインでニュースを得ている
・54%は家庭や車の中で、ラジオ・ニュース番組を聴いている
・50%はlocal newspaperのニュース記事を読んでいる
・17%は、New York Times やUSA Todayのようなnational newspaperのニュース記事を読んでいる
アメリカ人の46%は、平均すると毎日、4つから6つのメディア・プラットフォームからニュースを得ている。一つのメディア・プラットフォームしか接していない人は、わずか7%であった。また59%の人は、オンラインとオフラインの両方から毎日ニュースを得ていた。
またニュースを得るのに、オフラインのソースしか頼らない人が38%もいる。どこの国にも、オンラインを毛嫌いする人は多い。逆に、インターネットからしかニュースを得ない人の割合は2%と意外と低い。でもネット巣籠り族の多い日本では、2%よりははるかに高そう。
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一般の人にとって、相変わらずTVが最も人気の高いニュースメディアである。バンクーバー・オリンピックなどは、やはりTVで視聴したいもの。でも今後は、TVニュースもオンライン経由で視聴することがかなり増えてきそう。新聞はかなり前からニュースの王座から降り、“one of them”のメディア・プラットフォームになってきていたのだが、最近ではその“one”からも新聞メディアを外す人が増えてきているということか。
今回のPewのレポート(69ページ)は次のような5部から構成されている。
Part 1: The news environment in America
Part 2: How people use the news and feel about the news
Part 3: News and the internet
Part 4: News on the go
Part 5: News gets personal, social, and participatory
3部のインターネット・メディアから、興味深いところをピックアップして、以下に紹介する。
まず、インターネットユーザーはどのようなトピックスのニュースをオンラインから得ているかを調べている。その結果のグラフを以下に掲げる(1875人が複数回答。電話調査)。トピックスは、天気から交通までの12種。回答者の40%は、9種〜12種のトピックスのニュースや情報を日常的にオンラインで得ている。
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次は、どのようなオンラインソースにアクセスしているかを調べた。オンラインニュースを利用している人のほとんどが、2から5つのオンライン・ニュース・ソースに毎日アクセスしていた。ただし毎日必ず定期的にチェックする特定のニュースサイト(favorite site)があると答えた人はわずか21%である。65%の人はこれといった贔屓のニュースサイトを持っていない。
つまり、オンライン・ニュース・ユーザーは、多くのニュースサイトと接して、多種のトピックスの記事を閲覧している。このため利用するニュースサイトのタイプもバラけている。年齢層別のオンライン・ニュース・ユーザーが、どのようなタイプのニュースサイトを利用しているかを示した表を、以下に示す(1582人が複数回答、電話調査)。
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興味深い結果となっている。Google NewsやAOLなどのポ―タルサイトが、一番人気が高い。ニュースアグリゲーターであることが、若い年齢層(18-29歳)のユーザーに受けている。2番人気はCNNやFoxのようなTV会社系のニュースサイトである。3番人気はヘルス、政治、エンターテインメントのような特定トピックにターゲットしたニュースサイト。4番目にやっと新聞系サイトが出てきた。
次はfavorite siteを持つオンライン・ニュース・ユーザー(回答者548人)が、最も好きと名指したサイトのランキングである。 回答者の37%が最も好きなサイトとしてあげたのが、CNNやFoxのようなTV系のニュースサイトであった。2番人気は、YahooやMSNのニュースアグリゲーターサイトである。新聞サイトをあげた人は意外と少なく、毎日必ず閲覧すべきニュースサイトとして、あまり見られていないようだ。Nielsen Onlineが毎月公表するニュースサイト・ランキングでも同じような傾向を示しており、トップ3をいつもCNN、MSNBC、Yahoo Newsの3サイトで競っており、新聞サイトは割り込めないでいる。
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◇参考
・Understanding the Participatory News Consumer(Pew Internet)
・記事をブログで読む
Pew Internetが3月1日に公表したレポート「Understanding the Participatory News Consumer」によると、やっぱりというか新聞からニュースを取得するアメリカ人が減ってきている。アメリカ人の大半(92%)が、毎日、複数のメディア・プラットフォーム( national TV, local TV,the internet,local newspapers, radio, national newspapers)からニュースを得ているが、どのようなメディア・プラットフォームに毎日接触しているかを調査した結果が次のようになった(複数回答)。
・アメリカ人の78%はlocal TVからニュースを得ている
・73%は、CBSのようなnational networkやCNN or FoxNewsのようなcable TVからニュースを得ている
・61%はオンラインでニュースを得ている
・54%は家庭や車の中で、ラジオ・ニュース番組を聴いている
・50%はlocal newspaperのニュース記事を読んでいる
・17%は、New York Times やUSA Todayのようなnational newspaperのニュース記事を読んでいる
アメリカ人の46%は、平均すると毎日、4つから6つのメディア・プラットフォームからニュースを得ている。一つのメディア・プラットフォームしか接していない人は、わずか7%であった。また59%の人は、オンラインとオフラインの両方から毎日ニュースを得ていた。
またニュースを得るのに、オフラインのソースしか頼らない人が38%もいる。どこの国にも、オンラインを毛嫌いする人は多い。逆に、インターネットからしかニュースを得ない人の割合は2%と意外と低い。でもネット巣籠り族の多い日本では、2%よりははるかに高そう。
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一般の人にとって、相変わらずTVが最も人気の高いニュースメディアである。バンクーバー・オリンピックなどは、やはりTVで視聴したいもの。でも今後は、TVニュースもオンライン経由で視聴することがかなり増えてきそう。新聞はかなり前からニュースの王座から降り、“one of them”のメディア・プラットフォームになってきていたのだが、最近ではその“one”からも新聞メディアを外す人が増えてきているということか。
今回のPewのレポート(69ページ)は次のような5部から構成されている。
Part 1: The news environment in America
Part 2: How people use the news and feel about the news
Part 3: News and the internet
Part 4: News on the go
Part 5: News gets personal, social, and participatory
3部のインターネット・メディアから、興味深いところをピックアップして、以下に紹介する。
まず、インターネットユーザーはどのようなトピックスのニュースをオンラインから得ているかを調べている。その結果のグラフを以下に掲げる(1875人が複数回答。電話調査)。トピックスは、天気から交通までの12種。回答者の40%は、9種〜12種のトピックスのニュースや情報を日常的にオンラインで得ている。
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次は、どのようなオンラインソースにアクセスしているかを調べた。オンラインニュースを利用している人のほとんどが、2から5つのオンライン・ニュース・ソースに毎日アクセスしていた。ただし毎日必ず定期的にチェックする特定のニュースサイト(favorite site)があると答えた人はわずか21%である。65%の人はこれといった贔屓のニュースサイトを持っていない。
つまり、オンライン・ニュース・ユーザーは、多くのニュースサイトと接して、多種のトピックスの記事を閲覧している。このため利用するニュースサイトのタイプもバラけている。年齢層別のオンライン・ニュース・ユーザーが、どのようなタイプのニュースサイトを利用しているかを示した表を、以下に示す(1582人が複数回答、電話調査)。
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興味深い結果となっている。Google NewsやAOLなどのポ―タルサイトが、一番人気が高い。ニュースアグリゲーターであることが、若い年齢層(18-29歳)のユーザーに受けている。2番人気はCNNやFoxのようなTV会社系のニュースサイトである。3番人気はヘルス、政治、エンターテインメントのような特定トピックにターゲットしたニュースサイト。4番目にやっと新聞系サイトが出てきた。
次はfavorite siteを持つオンライン・ニュース・ユーザー(回答者548人)が、最も好きと名指したサイトのランキングである。 回答者の37%が最も好きなサイトとしてあげたのが、CNNやFoxのようなTV系のニュースサイトであった。2番人気は、YahooやMSNのニュースアグリゲーターサイトである。新聞サイトをあげた人は意外と少なく、毎日必ず閲覧すべきニュースサイトとして、あまり見られていないようだ。Nielsen Onlineが毎月公表するニュースサイト・ランキングでも同じような傾向を示しており、トップ3をいつもCNN、MSNBC、Yahoo Newsの3サイトで競っており、新聞サイトは割り込めないでいる。
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◇参考
・Understanding the Participatory News Consumer(Pew Internet)
・記事をブログで読む



