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- 2009年11月29日 09:45
疑問の残る食糧自給率。こんなサイトは事業仕分けで廃止したら
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できるだけ安心できるものをと思い、近くの農家でとれた玉子を使ってプレーンオムレツをつくったとします。きっと食糧自給率向上にも貢献するだろうと思いますね。さて、このプレーンオムレツのカロリーベースによる食糧自給率はどうなるでしょうか。
そんな答えを出してくれるサイトがあります。
けいさん。こくさん
きっと、100%とはいかなくとも、高い数値になると思いますよね。それがなんとたった9%に過ぎません。
それなら、純和風で冷や奴にしよう。これなら食糧自給率100%だろう。文句なしでしょう。いやいや答えは35%。残念でした。
じゃあ、国産表示の豚肉で生姜焼き。これなら自給率100%になるはず。
あっ、それも残念。大間違いです。13%にすぎません。
そういえば、「牛乳は国産です」というコマーシャルがありました。毎日国産の牛乳を飲んでいるから、大丈夫。それも大間違い。牛乳の自給率は11%にしか過ぎません。
あなたは、なにも分かっていませんね。もっと勉強してもらわないと、困るんですよ。そんな風に言っているかのように、調べる度に「自給率がピンチです!」「食料自給率を上げるには、毎日の自給率を知ることから。」という吹き出しがでてくるのです。
つまり、カロリーベースの食糧自給率を高めるためには、豚も、鶏肉も、豆腐も、国産牛肉もなるべく食べるなということです。もちろん、牛乳も控えてもらわないと食糧自給率は上がりません。米と地元でとれた野菜、そして魚を食べろということになってきます。
食糧自給率を高めるためのわたしのアクションのページというページがあり、やはりそういった内容でした。
なぜ国産だと思って食べても、その食品の自給率が低い原因、なぜ生産額では平成20年度で61%ある自給率が、カロリーベースでは41%しかない原因はどこにあるのでしょうか。豚も鶏も牛も、飼料を輸入しているからです。豆腐や醤油、いや味噌も納豆も、なかには国産の大豆をつかっているものもありますが、ほとんど原材料の大豆は輸入してまかなっているからです。
うどんも、多くは小麦を輸入に頼っているので自給率を押し下げます。蕎麦も、使われているそば粉のほとんどは輸入であり、自給率を押し下げます。小麦もそば粉も国産を使っていれば表示されていますが、小麦もそば粉も日本の需要をまかなえるほどの生産量はありません。
現在が、深刻な自給率不足といえるのかどうかはよくわかりません。ただ言えることは、消費者側の食生活を変えたところで、大きくカロリーベースの食糧自給率を改善できるわけではありません。
それよりは、カロリーベースの自給率を大きく下げている飼料や食品の原材料となっている穀物を国産化すれば、あるいは米でまかなうとすれば、大きく食糧自給率は改善します。つまり生産側、供給側の問題です。
飼料や原材料をなぜ輸入するのか、それは海外とは価格の開きが大きいからで、自給率を高めるために、飼料や原材料も国内生産を推進すれば、日常の食品が極めて高価格になるか、あるいは多額の税金を投入してコストの調整を行うかになります。いずれにしても高くつくことだけは間違いありません。
食糧の安全保障問題としても、食糧が輸入できなくなったとき、つまり最大の問題は安い飼料や原材料が来なくなって困るということです。そんな事態が近づくとまず起こるのは、飼料や原材料の価格が高騰することでしょう。
そんな答えを出してくれるサイトがあります。
けいさん。こくさん
きっと、100%とはいかなくとも、高い数値になると思いますよね。それがなんとたった9%に過ぎません。
それなら、純和風で冷や奴にしよう。これなら食糧自給率100%だろう。文句なしでしょう。いやいや答えは35%。残念でした。
じゃあ、国産表示の豚肉で生姜焼き。これなら自給率100%になるはず。
あっ、それも残念。大間違いです。13%にすぎません。
そういえば、「牛乳は国産です」というコマーシャルがありました。毎日国産の牛乳を飲んでいるから、大丈夫。それも大間違い。牛乳の自給率は11%にしか過ぎません。
あなたは、なにも分かっていませんね。もっと勉強してもらわないと、困るんですよ。そんな風に言っているかのように、調べる度に「自給率がピンチです!」「食料自給率を上げるには、毎日の自給率を知ることから。」という吹き出しがでてくるのです。
つまり、カロリーベースの食糧自給率を高めるためには、豚も、鶏肉も、豆腐も、国産牛肉もなるべく食べるなということです。もちろん、牛乳も控えてもらわないと食糧自給率は上がりません。米と地元でとれた野菜、そして魚を食べろということになってきます。
食糧自給率を高めるためのわたしのアクションのページというページがあり、やはりそういった内容でした。
なぜ国産だと思って食べても、その食品の自給率が低い原因、なぜ生産額では平成20年度で61%ある自給率が、カロリーベースでは41%しかない原因はどこにあるのでしょうか。豚も鶏も牛も、飼料を輸入しているからです。豆腐や醤油、いや味噌も納豆も、なかには国産の大豆をつかっているものもありますが、ほとんど原材料の大豆は輸入してまかなっているからです。
うどんも、多くは小麦を輸入に頼っているので自給率を押し下げます。蕎麦も、使われているそば粉のほとんどは輸入であり、自給率を押し下げます。小麦もそば粉も国産を使っていれば表示されていますが、小麦もそば粉も日本の需要をまかなえるほどの生産量はありません。
現在が、深刻な自給率不足といえるのかどうかはよくわかりません。ただ言えることは、消費者側の食生活を変えたところで、大きくカロリーベースの食糧自給率を改善できるわけではありません。
それよりは、カロリーベースの自給率を大きく下げている飼料や食品の原材料となっている穀物を国産化すれば、あるいは米でまかなうとすれば、大きく食糧自給率は改善します。つまり生産側、供給側の問題です。
飼料や原材料をなぜ輸入するのか、それは海外とは価格の開きが大きいからで、自給率を高めるために、飼料や原材料も国内生産を推進すれば、日常の食品が極めて高価格になるか、あるいは多額の税金を投入してコストの調整を行うかになります。いずれにしても高くつくことだけは間違いありません。
食糧の安全保障問題としても、食糧が輸入できなくなったとき、つまり最大の問題は安い飼料や原材料が来なくなって困るということです。そんな事態が近づくとまず起こるのは、飼料や原材料の価格が高騰することでしょう。



