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- 2017年09月20日 08:09
「誰もがチャレンジしやすい社会をつくる~ホームレス・風俗嬢をサポートする現場から~」GrowAsPeople×ビッグイシュー トークイベントレポート
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では、次に夜の世界の課題に興味がある人やホームレス問題に興味がある人が、直接「じゃあ、俺はそれを仕事にして起業するぜ」と言えないのは、どういう壁があるんだろう、どういうリスクがあってチャレンジできていないのかというのを、改めて皆さんで振り返っていただけたらと思います。
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グループディスカッションでは、それぞれの参加者が、社会課題にチャレンジするときの「壁」や、ホームレス問題とのかかわり方などについて意見交換がされました。
佐野:初めて事務所にいらっしゃるとき、本当皆さんお腹もすかせてるし、今後どうなるか分からないし、『ビッグイシュー』だって自分を搾取する団体かもしれないし、不安でいっぱいで来てるので、取りあえずその日売るのが精いっぱいで、いろいろアドバイスするんですけど、最初は全然耳に入ってないなというのが最近分かってきました。関係ができてこないと、「臭いますね」とか、「お風呂に入ってください」とかは言いづらいので、その辺は様子を見ながら少しずつお伝えしてるんですけど。一番いいのは、お客さまが「そろそろ服替えたらどうですか」とか言ってくれるのが一番良くて。だからあなたのような美しい女性が来て「おじさん、もうちょっときれいにしてたらかっこいいのにな」とか言ってもらうと、翌日にはきれいになると思いますので、どうぞよろしくお願いします。(笑)
男性F:思ったのが、ホームレス予備軍の人たちって、すごい孤立してるというか、人とコミュニケーションを取らないから、知識も入らないし、将来的にはまずい方向に行くのかなと。そういう方々のケアというか、コミュニケーションを取らせるための方法というのは、何かあったりするんですか。
佐野:販売者には、コミュニケーションスキル高い人もいれば、スキル高いというか、本当に笑わせてもらえるおっちゃんとかいるし、一方で、来たとき顔面引きつってて、全く一言もしゃべれなくて、会話をできるようになるまで1年ぐらいかかる方とか、それぞれなので、一概には言えません。でも相談してもいいんだな、話が上手じゃなくてもいいんだな、って安心感を持ってもらえると自然と会話ができるようになるのだなと感じています。それから、何らかの障がいをお持ちの方もそれなりにいらっしゃるので、ご本人が全然気づいていなかったけど何となく仕事でいつものミスして怒られて辛かった、みたいなことがあると、関係ができてきたら、もしかしたらこういう傾向ないですか、みたいな感じで、障害手帳を取得できるようにしたりとか、その人によって対応をしています。
男性G:ホームレスの方がもっと稼ぎやすいようなビジネスモデルとか、もっといっぱい稼げますよみたいなことって、今後やられたりしないんですか。
佐野:今これが精いっぱいで、これ以上というと厳しいんですけど。いい案があればぜひ、やってください。(笑)
ビッグイシュー基金で発行しています。PDF版は無料で公開しています。 http://www.bigissue.or.jp/activity/info_12041501.html
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グループディスカッションでは、それぞれの参加者が、社会課題にチャレンジするときの「壁」や、ホームレス問題とのかかわり方などについて意見交換がされました。
質疑応答
女性E:『ビッグイシュー』の販売者は、近寄り難いと思うことがあるのですが最初10冊無料で配るときに、販売する上での、こうしたほうがいいよみたいなアドバイスとか、見た目のちょっとした、するみたいなというのとかを、行わないのですか?佐野:初めて事務所にいらっしゃるとき、本当皆さんお腹もすかせてるし、今後どうなるか分からないし、『ビッグイシュー』だって自分を搾取する団体かもしれないし、不安でいっぱいで来てるので、取りあえずその日売るのが精いっぱいで、いろいろアドバイスするんですけど、最初は全然耳に入ってないなというのが最近分かってきました。関係ができてこないと、「臭いますね」とか、「お風呂に入ってください」とかは言いづらいので、その辺は様子を見ながら少しずつお伝えしてるんですけど。一番いいのは、お客さまが「そろそろ服替えたらどうですか」とか言ってくれるのが一番良くて。だからあなたのような美しい女性が来て「おじさん、もうちょっときれいにしてたらかっこいいのにな」とか言ってもらうと、翌日にはきれいになると思いますので、どうぞよろしくお願いします。(笑)
男性F:思ったのが、ホームレス予備軍の人たちって、すごい孤立してるというか、人とコミュニケーションを取らないから、知識も入らないし、将来的にはまずい方向に行くのかなと。そういう方々のケアというか、コミュニケーションを取らせるための方法というのは、何かあったりするんですか。
佐野:販売者には、コミュニケーションスキル高い人もいれば、スキル高いというか、本当に笑わせてもらえるおっちゃんとかいるし、一方で、来たとき顔面引きつってて、全く一言もしゃべれなくて、会話をできるようになるまで1年ぐらいかかる方とか、それぞれなので、一概には言えません。でも相談してもいいんだな、話が上手じゃなくてもいいんだな、って安心感を持ってもらえると自然と会話ができるようになるのだなと感じています。それから、何らかの障がいをお持ちの方もそれなりにいらっしゃるので、ご本人が全然気づいていなかったけど何となく仕事でいつものミスして怒られて辛かった、みたいなことがあると、関係ができてきたら、もしかしたらこういう傾向ないですか、みたいな感じで、障害手帳を取得できるようにしたりとか、その人によって対応をしています。
男性G:ホームレスの方がもっと稼ぎやすいようなビジネスモデルとか、もっといっぱい稼げますよみたいなことって、今後やられたりしないんですか。
佐野:今これが精いっぱいで、これ以上というと厳しいんですけど。いい案があればぜひ、やってください。(笑)
▼若者ホームレス白書
画像を見るビッグイシュー基金で発行しています。PDF版は無料で公開しています。 http://www.bigissue.or.jp/activity/info_12041501.html
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