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中国に住むと縮まる寿命、大気汚染で3年半

 【北京】中国政府は国際基準を満たすまで大気汚染を改善できていない。これが住民の寿命を縮めている。具体的に言えば平均で3年半だ。

 米シカゴ大学エネルギー政策研究所(EPIC)が最近行った分析でそれが明らかになった。また、黒竜江省ハルビン市など産業の中心部に位置する中国東北部の都市では、寿命が最大で6.9年短くなっていることがEPICの研究によって判明した。

 粒子状物質による高レベルの汚染は心臓病や脳卒中、肺がんのリスクを高めてきた。EPICのディレクターを務めるマイケル・グリーンストーン氏は、「世界中で粒子状物質(による汚染)が人間の健康に対する最大の環境リスクとなっており、被害の大半は中国とインドで発生している」と述べた。

 中国の李克強首相は2014年に「対汚染戦争」を宣言したが、スモッグ濃度は世界保健機関(WHO)の基準、そして中国国内の基準をはるかに上回ったままだ。中国環境保護省が16年に調査した338都市のうち、大気の質が国のガイドラインを満たしていたのは84都市にすぎなかった。

 EPICの分析によると、中国が大気の質を国内基準まで高めれば住民の平均余命は1年以上延びる見込みだという。

 中国政府は「対汚染戦争」で、厚いスモッグに覆われる北部に照準を定めてきた。北部では、政府が無償で提供する暖房のスイッチが入れられ、石炭工場の稼働が活発化する冬季に汚染度が急激に高くなる。

By Te-Ping Chen

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