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格差よりも、問題はパイの総量だ

これから労働市場の流動化が進もうが進むまいが、一つだけ確実なことがある。
それは、今後は格差がいっそう拡大するということだ。
具体的にいえば、ポスト工業社会に対応してむしろ給料の上がる人間と、キャリアがデフレ化してどんどん中国に近づいていく人間の二極化である。

こればっかりは鎖国でもしないかぎり、もうどうしようもない。
そういう意味では、流動化とは、労働市場の効率を高めて前者を増やしましょうということになる。
個人レベルでいうなら、自主的に努力してキャリアの付加価値を高めましょうということだ。

ここで一点、とても重要なことを確認しておきたい。
昔の貴族階級は打倒すれば庶民は豊かになれたかもしれないが、こういう状況で金持ちを締め上げても貧乏人は豊かにはなれないということだ。


ここでいう格差というのは、つまるところ、担当業務の付加価値が高いか低いかということなので、稼ぎ手を規制なんてした日には(税収が減るわけだから)むしろ貧乏人はもっと貧乏になるだろう。

処方箋としては誰がどう考えても以下しかありえない。

1.規制緩和で付加価値の高い仕事を増やす努力をする。
2.労働力もスムーズに移動できるように労働ビッグバンを実施する。

共産党なんて、この真逆をやろうとしているわけで、僕に言わせれば貧乏人に追い込みかけているようにしか見えない。


まあ共産党みたいな泡まつ政党は別にどうでもいいのだけど、問題は政権与党も認識として五十歩百歩なことだ。
こりゃホントに「あらたなる失われた15年」が始まるかもしれない。
まあそろそろタコさんの足も食いつくされるだろうから、イヤでも現実に向き合うことになりそうだけど。

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