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撮影当日に腹筋を割る"グラドル"の鍛え方

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■年式が古くなれば、メンテナンスは必要

この業界に長くいると、フィジカルとメンタルの密接なつながりを、不思議なほど感じるようになります。例えばマラソンのように強い持久力が要求される運動が得意な人は、性格的にも持久力がある人が多い気がします。ウエートトレーニングでベンチプレス100キロを持ち上げる人はパワフルだし、やはり性格的にもどっしりしていて逞しい。ヨガをやって体が柔軟になっている人は、考え方にも柔軟さが見える。しっかりエビデンスを取っているわけではないので、正しいとは言い切れませんが、これまで多くの方を見てきて、そんなふうに感じます。

だから、もし「俺すぐ切れちゃって……」という怒りやすい人は、持久性が高まる運動をするとか、考え方、頭が固くなったかなと感じれば、ヨガなどで体を柔らかくしてみるとか、自分に足りないと感じるメンタル要素に合うトレーニングをやると、ある程度補えるのではないかと思っています。

これも経験則ですが、体のリカバリーが早い人は、メンタルのリカバリーも早いような気がします。プロの投手が5万人の前でボコボコに打たれ、観客席から「馬鹿野郎」と野次られる。それでも、彼らは次の試合でまた投げなければならない。ずっと落ち込んだままでは仕事にならないわけです。同様に、大事なプレゼンで失敗したり、大きな商談でヘマをした後のメンタルのリカバリーを促進させるのに、フィジカルの鍛錬は有効な方法だと思います。

年齢やブランクが気になったり、運動への苦手意識が先に立つときは、体を車に例えて考えてみてください。年式が古くなると傷んできますから、絶対にメンテナンスは必要です。そのほうが故障が減りますから。走らずにずっと置いておいても駄目ですし、ある程度走らせておかないとエンジンにもガタがくる。だからいい感じに走って、いい感じにメンテナンスして、大事に乗ることが大切です。

それに則していえば、トレーニングを続けるコツは、運動の「強度」と「時間」を自分のライフスタイルに合わせることです。この2つが自分の許容度をオーバーしていると続きません。

例えば、1日1分だけでもいいから、スクワットみたいなことをやるというのでもいいと思います。これなら自宅でも、職場でもやろうと思えばどこでもできる。足の筋肉は、人間の体の筋肉の中で一番大きい部分。いうなれば、一番影響力がある部分だということ。ここを集中して鍛えるのです。

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背中が丸くならないようにすること。胸を張ったまま、真っ直ぐ下ろして、重心は踵のほうに置く。その際に膝のラインが爪先よりも前に出ないようにする。

そこで、ここでは足、腹、背中という体への影響力の高い筋肉を鍛えるシンプルなメニューを4種類ご紹介しました(各ページ写真参照)。

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しっかり手を伸ばしたら、肘を後に引きながら、肩甲骨を内側に寄せていくのを意識して、挟むようなイメージで中に寄せていく。胸は必ず張った状態にする。

まずはどれか一つを1分行うのが目安ですが、強度と時間は自分で決めればいい。1分のスクワットで20回できる人もいれば、ノンストップで100回できる人もいます。1分20回でキツければ、間で少し休んでもいい。とにかく自分の体に意識を向けることが大事です。ビジネスマンの方たちも、それくらいはしないと戦えない時代になったのではないでしょうか。

2012年に亡くなられた女優の森光子さんが、毎日スクワットをやっておられた話は有名です。主演舞台の『放浪記』では、晩年まで「でんぐり返し」をして、フィジカルとメンタルの強さを多くの人に見せてくれました。年齢に限らず、続けていくという習慣がやはり大事なのだと思います。

最初は簡単なことから始めて、余裕が出てきたらもっと運動してみましょう。ウオーキングやランニング、ジム通いもいいし、仲間と一緒に草野球や草サッカー、フットサルでもいい。自分の体力に合わせて、強度や時間を調整していけばいいと思います。ぜひ、頑張ってください。

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竹下雄真
デポルターレクラブ代表、パーソナルトレーナー。1979年、神奈川県出身。早稲田大学大学院スポーツ科学研究科修了。米国研修、ジム勤務を経て2011年東京・西麻布にデポルターレクラブ開設。著書に『外資系エリートがすでに始めているヨガの習慣』。

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(デポルターレクラブ代表、パーソナルトレーナー 竹下 雄真 構成=篠原克周 撮影=小原孝博 撮影協力=松元大将)

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