CM内容と契約金額によりもよるでしょうが、今回の件で違約金だということになれば、その企業のイメージの方が壊れるでしょう。
参照
「武井咲の“違約金10億円”報道に広告関係者「あり得ない」」(NEWSポストセブン2017年9月5日)最初から結婚、妊娠がわかっている段階で隠していたとか、契約金額が破格なものだったりした場合はどうかということもあるので、一概に結婚、妊娠の禁止条項が時代遅れとまでは言えないのではないかと思います。
ただ、それでも一律にダメ(社会が許容しない)ということになれば、それに伴って契約金額は下がっていくことでしょうが、敢えてそれを選択したいという女性俳優(男性俳優では、ほとんど問題にされることはありません)ということも一律、ダメだということになります。
ところで日弁連が政策したCMに武井咲さんが登場しています。各地の弁護士会も多くのところでホームページのトップに使っており、札幌弁護士会も同様です。
リンク先を見る
しかし、このイメージが当初より気に入りませんでした。~千万円を掛けて制作したというわりには、一体、誰に何を訴えかけているのかが不明です。
というよりも、この「清楚」のイメージの女性俳優を登場させて、「頼れる弁護士さんが私のそばにいてくれた。」とは、中年オヤジのいやらしい視点しか感じないものです。
もうこのCMは別の意味で引き下げた方がいいのではないかなと思います。
それとこの武井咲さんの問題との比較ですが、アイドル商法において恋愛禁止となっていることとは意味が違います。
今時、アイドルだからといって恋愛禁止とは時代遅れだ、性差別だという声も以前からありましたが、ターゲットとしている層が、アイドルに妄想を抱く男性層なので、アイドルとしての人生を選ぶか、結婚(恋愛)、出産を選ぶのかという選択であって、それを否定するのであれば、「アイドル」というもの自体が存在し得なくなります。
もちろん、それも一つの流れなのかもしれません。「アイドル」にもそれに妄想を抱く男性層にも全く共感しないので、敢えて擁護するつもりもありませんが、声高に時代錯誤だとまで言うつもりはありません。
「アイドル交際禁止は行き過ぎという判決 アイドルに幻想を持つ時代は終わり」
「AKB48の異様性の正体 峯岸みなみ氏は被害者ではない AKB48商法の加害者だ」