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小池知事は語らず。都議会は追及せず。市場問題はカオスに。

こんばんは。東京都議会議員(大田区選出)のやながせ裕文です。

本日(9月5日)、都議会の臨時会が終了しました。

この臨時会は、豊洲移転の準備経費、築地再開発の調査費用を盛り込んだ補正予算を審議するために招集されたもの。都議会議員選挙後、初めて質疑のできる場であり、謎が謎をよんでいた「豊洲は活かす、築地は守る」という知事の基本方針の詳細(内実)が明らかになるはずでした。

しかし、どれだけ質疑を重ねても、「豊洲に移転する」ことは理解できたのですが、「築地をどう守るのか?」は全く明らかにされず。築地に設置される予定の「食のテーマパーク」とはどのようなものか?規模も概要も示されることはなく「これから検討する」との答弁に終始しました。

また、豊洲市場が経常的に赤字を生み出すという「持続可能性」を問題にしていたにもかかわらず、「築地再開発」によって市場会計が持続できるという根拠も示されませんでした。判明したのは、雑な試算しかしていないということ。

小池知事は基本方針を策定するにあたって、何を検証したのか?

これが謎なんです。

決断したのは知事ですから、「なぜ決断にいたったのか」その経緯・思い・構想を都民に語る責務があります。しかし、残念ながら、なにひとつ明らかにされなかった。これでは「ブラックボックス」の都政を継続していくと宣言しているようなものです。

このような生産性のない議論が続くなか、都議会は特別委員会を設置することもなく、委員会に「小池知事」「小島顧問」を招集することもありませんでした。一問一答で知事に問いただし、キーパーソンと目される小島顧問から話を聞くことができれば、状況は変化したはずです。この議会運営は、チェック機能の放棄であり、知事サイドの隠蔽に加担する行為として厳しく指弾されるべきものと言わざるをえません。

豊洲への早期移転に向けて準備をしていくことには賛成ですが、築地をどう開発するのか、その姿はまったく見えない。「築地再開発」なるものが、都民の利益を棄損する可能性を秘めているなかで、「調査だから」「2000万円だから」と安易に賛成することはできません。

また、このような状況で補正予算に賛成することは、知事の説明放棄を許容することになりかねません。これからも、情報は明らかにされることなく、知事提出議案が次々と通過していく。知事を賛美することに熱心な与党が圧倒的多数をしめるなか、これが、もっとも恐れることです。

以上の理由から、補正予算案には反対の立場をとりました。

危機的な状況ですね、都議会は。

質疑の詳細など、後日アップしていきます。

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