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国有地売却 値引き根拠判別できず/森友ごみ撤去費算出 写真を入手/日本共産党 辰巳参院議員

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深さ3.8メートルからごみが出た根拠とされる写真。ごみや深さは判別できません=国土交通省提供

 安倍晋三首相夫人が小学校建設に協力していた学校法人「森友学園」(大阪市)への国有地格安売却問題で、ごみ撤去費用として国が土地価格から約8億2000万円を値引きした根拠となった試掘現場写真21枚を、日本共産党の辰巳孝太郎参院議員が3日までに入手しました。写真からは国が算出の根拠とした、深さ3・8メートルまで広範囲にごみがあることは確認できず、大幅値引きの根拠が問われる事態になりました。

 写真は辰巳議員が国土交通省から提出をうけたもの。森友学園の小学校を建設する設計業者が国交省大阪航空局に送ったものです。

 大阪航空局は、8億2000万円の算出根拠について、くい掘削箇所については深さ9・9メートルまで、ほか(5190平方メートル)は3・8メートルまで廃材などが大量に存在するからと説明。公明党の石井啓一国交相は、国会で「メジャーで3・8メートルを指し示している工事写真や、近畿財務局、大阪航空局職員の現地確認により確認した」と答弁しています。

 試掘した8カ所のうち深さ3・8メートルとされるのは1カ所だけ。21枚の写真の多くの写真は不鮮明で、石井国交相のいう「メジャーで3・8メートルを指した写真」は、ごみや深さがはっきり判別できません。また4メートルまで掘ったとしていますが、現場の表示板は深さ3メートルとなっており、日付もありません。

 森友学園が取得したのは大阪府豊中市の国有地8770平方メートル、鑑定価格は9億5600万円でした。森友学園がくい工事によって「想定以上のごみが埋まっていた」と財務省近畿財務局に申し立て。土地を管理していた大阪航空局がごみ撤去費用として8億2000万円を算出しました。

 森友学園の埋設ごみをめぐっては、辰巳議員が3月24日の参院予算委員会で独自調査に基づき、国が説明する深さにはごみは存在しないとして、破格の値引きだと批判。

 4月6日の参院国交委員会で日本共産党の山添拓議員、同月25日の衆院財務金融委員会で宮本岳志議員が現場写真の提出を要求しましたが、国土交通省は拒否してきました。

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