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人材育成をしてないから、なめられるのです。――民進党代表選、国会議員無効票8票

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組織マネジメントに必要な「3つの成果」

他党は、それぞれのやり方でガバナンスを効かせています。

所属議員に対して、人事権を効かせることができる構造を持っている政党もあります。

ただ、民進党のオープンで自由な風潮は、得難いものであると私は感じています。

民進党は民進党に合ったガバナンスの効かせ方を模索するべきでしょう。

そのための方策はいくつかありますが、今回は、ピーター・F・ドラッカーが説く、すべての組織マネジメントに必要な3つの成果を紹介したいと思います。

あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする。すなわち、直接の成果、価値への取り組み、人材の育成である。これらすべてにおいて成果を上げなければ、組織は腐りやがて死ぬ。したがって、この三つの領域における貢献をあらゆる仕事に組み込んでおかなければならない。

(ピーター・F・ドラッカー『経営者の条件』より引用)

「直接の成果」とは、代表選において枝野幸男さんが語った「まず介護士、看護師、保育士の賃金を上げる」といった取り組みです。

民進党はこの「直接の成果」についても、もっと議論したほうがよいでしょう。

「価値への取り組み」とは、まさに前原誠司さんが代表選において語った「All for All」のような方針提示です。

民進党に最も欠けているのは、3番目、「人材の育成」です。

公募で募った候補者をどう育てるのか。

地方議員候補者をどうやって発掘し、どうやって育てるのか。

統一的な方法論が何もありません。

だから「なめられる」のです。

各地域で修行を積んで鍛え上げられ、しっかりとした地盤を持っている各級政治家がたくさんいるということになれば、おいそれとなめた行動は取れなくなります。

いつでも自分に取って代われる優秀な人材がたくさんいる、ということになるのですから。

人材の育成は、すぐに成果が出るものではなく、どの組織でも後回しにされがちです。

だからこそ、これが「組織としての絶対必要条件である」と強く認識し、日々の活動の中に自動的に組み込まれるような仕組みを作っておかなければなりません。

前原代表と新執行部、そしてこれから選出される民進党東京都連の新会長には、「人材育成が民進党最大の課題のひとつである」という認識をぜひ強く持っていただければと念願いたします。

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