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- 2011年11月21日 03:00
橋下氏はどんな実績を残したのか検証してみよう〜(2)咲洲庁舎(訂正有り)
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遅くなって申し訳ありません。「橋下氏はどんな実績を残したのか検証してみよう」の2回目です。
1回目はこちら
◆橋下氏はどんな実績を残したのか検証してみよう~(1)府の財政は黒字に?いいえ、赤字は過去最高に悪化
今回は(1)に続いてWTC(咲洲庁舎、別名・新バカ殿城)問題を検証します。
WTCを橋下氏が買い付けるまでの経緯は以下の通りです。
WTCは大阪市と民間が出資した第三セクターが貿易拠点とすべく1200億円をかけて1995年に完成させた高層ビルですが、着工後にバブルがはじけたためテナントの家賃収入のあてが外れてたちまち赤字に陥り、「バブルの塔」と呼ばれました。
2004年には金融機関との間で特定調停が成立し経営再建がすすめられるものの(一度目の破産)、2009年には会社更生法の適用を申請し、結局二度目の破産。
既に、老朽化する大阪府庁舎は新庁舎を建てずに耐震補強工事を施すことが前太田府政時代に決まっていたのですが、橋下氏はそれをとりやめ、このWTCを安く買って新庁舎(やがて都庁舎)にすることを思いつきました。
しかし府議会はこれに待ったをかけました。
WTCはアクセスが悪い、防災対策に問題有り、周辺の開発計画の頓挫など、新庁舎として使うには多くの難点が合ったからです。
橋下氏は2009年3月に府庁をWTCに移転する条例案と予算案を府議会に提出しましたが、否決されました。
(これが、議会を自分の勢力で占めて言いなりにさせるために大阪維新の怪を結成するきっかけになったと思われます。)
その後橋下氏は2009年9月再び府庁移転の条例案と予算案を府議会に提出、条例案は通らなかったものの(三分の二の賛成が必要なので過半数では足りなかった)予算案(過半数でOK)は通ったため、WTCの買い取りが実現したのです。
買い取り額は85億円、随分とお得なように思えました。
ところが3/11に東日本大震災がおこりました。大阪も震度3でしたが揺れました。ですがたった震度3で「エレベーター全26基が緊急停止し、うち4基に男性5人が5時間近く閉じこめられ、エレベーターを支えるワイヤロープが絡まる、地震発生から丸1日が過ぎた12日夜の時点でも8基が復旧しないなど耐震性への不安が露呈」しました(wikipedhiaより抜粋)
超高層ビルに深刻な被害をもたらす「長周期地震動」のせいと見られます。
専門家は次のように一刀両断しました。
しかし全面移転は断念したものの、まだ未練がましく部分移転して本庁舎との併用を主張しています。どうやら咲洲に通わねばならない府の職員の安全確保など二の次のようです。
移転断念に伴う損失額は購入金額の85億にとどまりません。耐震工事に130億かかるとも言われています。
そして大阪府の所有物である以上、府が維持費を出し続けねばなりません。
橋下氏の言うように併用を続けた場合、今後30年にかかる経費はその額なんと1200億円にのぼるという府の試算が出ました。
ああ、典型的な安物買いの銭失い・・・
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◆橋下氏はどんな実績を残したのか検証してみよう~(1)府の財政は黒字に?いいえ、赤字は過去最高に悪化
今回は(1)に続いてWTC(咲洲庁舎、別名・新バカ殿城)問題を検証します。
WTCを橋下氏が買い付けるまでの経緯は以下の通りです。
WTCは大阪市と民間が出資した第三セクターが貿易拠点とすべく1200億円をかけて1995年に完成させた高層ビルですが、着工後にバブルがはじけたためテナントの家賃収入のあてが外れてたちまち赤字に陥り、「バブルの塔」と呼ばれました。
2004年には金融機関との間で特定調停が成立し経営再建がすすめられるものの(一度目の破産)、2009年には会社更生法の適用を申請し、結局二度目の破産。
既に、老朽化する大阪府庁舎は新庁舎を建てずに耐震補強工事を施すことが前太田府政時代に決まっていたのですが、橋下氏はそれをとりやめ、このWTCを安く買って新庁舎(やがて都庁舎)にすることを思いつきました。
しかし府議会はこれに待ったをかけました。
WTCはアクセスが悪い、防災対策に問題有り、周辺の開発計画の頓挫など、新庁舎として使うには多くの難点が合ったからです。
橋下氏は2009年3月に府庁をWTCに移転する条例案と予算案を府議会に提出しましたが、否決されました。
(これが、議会を自分の勢力で占めて言いなりにさせるために大阪維新の怪を結成するきっかけになったと思われます。)
その後橋下氏は2009年9月再び府庁移転の条例案と予算案を府議会に提出、条例案は通らなかったものの(三分の二の賛成が必要なので過半数では足りなかった)予算案(過半数でOK)は通ったため、WTCの買い取りが実現したのです。
買い取り額は85億円、随分とお得なように思えました。
ところが3/11に東日本大震災がおこりました。大阪も震度3でしたが揺れました。ですがたった震度3で「エレベーター全26基が緊急停止し、うち4基に男性5人が5時間近く閉じこめられ、エレベーターを支えるワイヤロープが絡まる、地震発生から丸1日が過ぎた12日夜の時点でも8基が復旧しないなど耐震性への不安が露呈」しました(wikipedhiaより抜粋)
超高層ビルに深刻な被害をもたらす「長周期地震動」のせいと見られます。
専門家は次のように一刀両断しました。
さすがにこれでは府庁移転を断念せざるをえません。専門家との意見交換会で、防災拠点の複数化の必要性について、とうとうと持論を展開していた橋下知事の顔色が変わったのは、名古屋大の福和伸夫教授(建築学)が、咲洲(さきしま)庁舎について「倒壊の可能性も検討すべきだ」と発言したときだった。
福和教授が取り上げたのは、高さ256メートルの咲洲庁舎と、人工島・咲洲の固有周期がいずれも約6~7秒で一致するために共振してしまう―との問題。
3月11日の東日本大震災で、咲洲庁舎は、震度3だったにも関わらず、10分間揺れが継続し、壁など計360カ所が損傷、最上階付近の振幅は約2・7メートルに達した。東海・東南海・南海地震が起きた場合、揺れは約5倍の12メートル以上になる可能性がある。
橋下知事は「(防災拠点が)下層階なら大丈夫ですか」と質問したが、福和教授は「上層階がこれだけ激しく揺れれば下層階も使えない」と即答した。
http://www.sankei-kansai.com/2011/08/19/20110819-056715.php
しかし全面移転は断念したものの、まだ未練がましく部分移転して本庁舎との併用を主張しています。どうやら咲洲に通わねばならない府の職員の安全確保など二の次のようです。
移転断念に伴う損失額は購入金額の85億にとどまりません。耐震工事に130億かかるとも言われています。
そして大阪府の所有物である以上、府が維持費を出し続けねばなりません。
橋下氏の言うように併用を続けた場合、今後30年にかかる経費はその額なんと1200億円にのぼるという府の試算が出ました。
ああ、典型的な安物買いの銭失い・・・



