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シリア情勢(アラブ連盟)

アラブ連盟のシリアへの猶予期間は19日に切れましたが、これを受けて、アラブ連盟の緊急会合が外相レベルで24日開かれ、連盟としての対応を協議することになりました。

また、これに先駆けて、連盟のシリア委員会(カタ-ル、エジプト、オマーン、スーダン、アルジェリア、事務局長がメンバー)が前日の23日会合を開くとのことで、おそらく外相会議に提出する連盟の対応・・制裁とかの・・に関する原案を作成するのでしょう。

他方、アラブ連盟のシリアに対する要求に対して、シリアは監視団の人員を大幅に縮小する等の条件つき受諾を回答していましたが、これに対してはアラビ事務局長より連盟としては拒否するとの回答が出ていた模様で、さらに連盟は声明でシリアの訂正要求は監視団の任務の性格にかかわるもので受け入れられないと表明したとのことです。

(実はこの問題については、20日付だったかのhaaretz net の記事に、「アラブ連盟はシリアの修正要求を拒否した」、と言うのがあったのですが、それ以上の説明は全くなく、その他のメディアにも報道されなかったので、当方としては何も書くことができなかったと言う経緯があります)

また上記声明は、「アラブ連盟の回答は事務局長が、シリア委員会議長及びメンバー、その他のアラブ政府と協議のうえ行ったもので、事務局長の仕事は監視団の任務の修正について、シリア政府交渉することではなく、流血を中止するために即時必要な措置をとることが必要である」とも述べています。

この部分の真の意味は解りかねますが、事務局長の任務は修正の交渉ではないと態々、声明の中で指摘することに不自然さを感じます。

もしかしたら、シリアに対する対応で、事務局長の母国のエジプトが、または事務局長個人的に、シリアの言い分を是が非でもとりいれて制裁を避けたいと考えていたのが、議長たるカタール首相の意図とは異なっていたのではないか、などと勘繰りたくなりますが、背景は不明です。

また、これまで連盟の拒否回答がアラビ語紙で報じられず、カタール系のal jazeerh が報じている背景もこの辺にあるのでしょうか?

これに対して、シリア外相は20日の記者会見で、アラブ連盟は不可能な条件をつけており、監視団の派遣についてシリアと調整しようとしないと批判したうえで、連盟は一部の国の道具になっていると非難しています。

これも上の声明と関係あるのでしょうか?

http://www.aljazeera.net/NR/exeres/DB60A1F4-D0CE-40C0-8342-290520E70F26.htm?GoogleStatID=1

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