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自衛隊員追悼式に出席した野田首相に伝えたい

 野田首相は10月15日、防衛省で営まれた自衛隊殉職隊員追悼式に参列してこう挨拶したという。

 「尊い犠牲を無にすることなく・・・世界平和のために全力を尽くす」と。

 その野田首相率いる野田内閣は、日米同盟深化、集団的自衛権の解釈改憲、武器輸出三原則の見直し、自衛隊の海外派遣に際する武器携行の緩和、普天間基地移設の強行などなど、これまでのどの政権よりも明確、かつ急速に憲法9条を捨て去る方向に突っ走っている。

 野田首相の追悼式出席を報じる記事には小さく次のように書かれていた。

 「・・・(野田首相が弔辞を述べた追悼式では)大震災の津波で死亡した陸上自衛隊員2名や、ソマリア沖での海賊対処中の死者ら過去1年間に公務災害に認定された計9人を追悼した・・・」

 この事実がすべてを物語っている。

 わが自衛隊の殉職者は、幸いなことに、戦闘行為で命を落としたものは皆無だ。事故か病気による一桁の数の殉職者を誇っている。

 日米同盟を深化させ、米国の戦争に協力するようになったら、追悼式は一変するだろう。

 そこで述べる弔辞は耐えられないものになるだろう。

 野田首相はその事に思いを馳せるべきだ。

 自らの政策が何もない野田首相だからこそ、首相として自衛隊追悼式に参列できることになった機会に、憲法9条の素晴らしさに目覚めるべきだ。

 野田佳彦という政治家がこの国の首相になる天命があったとすれば、その事に目覚め、平和外交を行なう宰相となる事しかない。

 どじょうには中曽根首相は似合わない。

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