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対北朝鮮への圧力強化で連携呼び掛け

小野寺防衛大臣 ミャンマー国軍訪日団に
日本・ミャンマー将官級交流プログラム

日本財団が自衛隊の協力で進める「日本・ミャンマー将官級交流プログラム」で4回目の訪問団10人が8月21日来日、防衛省に小野寺五典防衛大臣を表敬訪問するとともに東京都内のホテルで開かれた歓迎レセプションに臨み、団長のミャンマー国軍監察局長のエー・ウィン中将は「全員が初めての日本、さまざまな知識や経験を学びたい」と語った。

これに対し、小野寺大臣は北朝鮮の核弾頭ミサイルの開発について「国際社会が一致して圧力を強化していくことが重要。ミャンマー政府とも連携していきたい」と述べるとともに、歓迎レセプションにも防衛大臣として初めて出席、両国の防衛協力の強化に向け進められている覚書づくりについて「私自身の手で署名できればと考えている」と意欲を語った。

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表敬訪問で小野寺防衛大臣と握手を交わすエー・ウィン団長(左)

プログラムは民主化が進むミャンマーの国軍に、日本の防衛方針や人材育成、さらに日本におけるシビリアンコントロールの在り方に触れてもらうのを目的に2014年にスタート。今回はミャンマー陸海空軍の中将2人、少将4人、准将4人が来日した。

リンク先を見る小野寺大臣(前列中央)を囲み関係者で記念撮影

歓迎レセプションではミャンマー国民和解日本政府代表を務める笹川陽平日本財団会長が「ミャンマーは21世紀最後のフロンティア。必ずアジアを代表する国に発展する」と一行を激励。これに対しエー・ウィン団長は8月に訪日したミン・アウン・フライン国軍最高司令官から「日本には学ぶべきことがたくさんある。きちんと学んで帰国してほしい」と言われたとするとともに、「ミャンマー国軍は民主主義路線から脱線することなく(政権に)協力していく。そのためにも国際社会の協力を必要としている」と引き続きの支援を訴えた。

リンク先を見る歓迎のあいさつをする笹川日本財団会長

さらに防衛省の本松敬史統合幕僚副長は「ミャンマー国軍との交流が着実な実績を上げている」と述べ、日本ミャンマー協会の渡邊秀央会長は「ミャンマーの民主化は革命ではなく、軍が自らの手で実現した。この点は正しく評価されなくてはならない」と指摘した。

リンク先を見る本松統合幕僚副長

リンク先を見る 渡邊会長

一行はこの後、広島県の陸上自衛隊・海田市駐屯地や海上自衛隊・呉基地、航空自衛隊・浜松基地などを訪問、交流を深めるほか27日には東富士演習場で行われる陸上自衛隊の富士総合火力演習を見学、翌日には浜松市の大草山にある「ビルマ(ミャンマーの旧名)ゆかりの碑」を訪ねる予定。碑は、ミャンマー政府のアウン・サン・スー・チー国家顧問の父でビルマ建国の父とされるアウン・サン将軍が1940年の日本亡命時代に数カ月間、浜松市に滞在、同市出身の鈴木敬司陸軍大佐(当時)と祖国独立の秘策を練ったとされることから戦後の1947年にこの地に建てられた。

こうした経過もあってエー・ウィン団長はレセプションの挨拶で「ミャンマー国軍は日本で生まれたと言っても過言ではない。日本に対し尊敬の気持ちを持っている」とも発言、過去3回の訪問団も、この地を訪れている。一行はこのほか、神奈川県横須賀市の防衛大学校なども訪問、31日に帰国する。

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