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日本に中国、韓国、北朝鮮が攻めてくる? という煽りには冷静に。日本に対する軍事侵攻の可能性は皆無 防衛費は過去最高を要求

 先般、私は、日本の周辺諸国で、日本本土に軍事侵攻してくる国はないと述べました。
特攻を美化する無責任な人たち 戦争などで死にたくないという当然の感情 加害責任を否定する安倍氏 若者を戦場に送り出せ
「日本の領海、領空侵犯などは、日常的に起きていますが、それで戦争状態に突入するようなことはありません。日本本土に侵攻してくる国など全く想定できません。北朝鮮や中国が日本に軍事侵攻してくるなどと本気で言っている人たちがいるとすれば、本当にかわいそうな人たちです。」
 私は、以前からそのように意見を述べてきましたし、中国、北朝鮮が侵攻してくるなんて誰も考えてもいないでしょう。しかし、一部の人たちは違うようなのです。

 これらの意見は、過去のブログでも述べているのですが、改めて述べておきましょう。

 韓国を上げている人たちがいるのですが、本気でしょうか。韓国が日本に軍事侵攻してくるなんて、それこそ絶対にあり得ないことです。

 そうすると「竹島」を持ち出してくるのですが、一体、いつの話なんだということです。まだ戦後の混乱期の中で、領土紛争のあった竹島を韓国軍が軍事占領したというものですが、今、そのような紛争の対象となっている島などはありません。
 竹島を持ち出して、今もなお韓国が日本に侵攻してくると本気で思っていたとしたら、本当に大丈夫なんだろうかと思います。

 それ比べて、中国の尖閣問題は、確かに、現時点の話であり、中国が軍事占領する可能性は皆無ではありませんが、極めて低いというかほぼその可能性はありません。中国が敢えて日本との間で紛争を激化させるだけのメリットはありません。

 そもそもが領土紛争が根底にありますから、それ以上に現在、日本の領土と中国が認めている地域に軍事侵攻してくるなどということは、絶対にありません。要は可能性があるとすれば尖閣だけです。
 日本との全面戦争など、中国にとっても何の特にもなりません。それこそ本気で中国が日本本土への侵攻の可能性があるなんて考えているとすれば、日々、恐怖心で眠れないのではないでしょうか。お気の毒です。

 東西冷戦下では、確かにキューバ危機のように一触即発のような事件はありましたが、東西両陣営は、それぞれの勢力圏をどのように守るかが主流であり、熱い戦争になる可能性はほぼありませんでした。その東西冷戦の時代ですら、その程度だったのですから、現代においては、冷戦期以上に熱い戦争になる可能性はないのです。

よく眠れていますか?
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 尖閣にしてもいたずらに「対立」を煽るよりも海底資源開発のためにも、どこかで日中両国による共同開発ということでも1つの選択肢であろうし、何よりも自衛官(国民)の血を流してまで守る価値などありません。

 北朝鮮が日本本土に侵攻してくる可能性はゼロです。それだけの軍事力も国力もないままに軍事侵攻するなどあり得ませんし、そもそも北朝鮮の軍隊は、国内の北朝鮮人民を押さえつけ、体制を守るための武力装置であり組織ですから、それを外に向けて侵攻させるなんてことをしたら、体制そのものが維持できなくなります。
 それ以上に金正恩氏は報復攻撃を恐れています。金正恩氏は、米国などによる暗殺をひどく恐れていますが、それ以上に報復攻撃を一番、恐れていますから、実はビクビクしていることでしょうし、挑発はできても実際の攻撃や軍事侵攻などできるはずもないのです。

 拉致事件を持ち出す人もいますが、これは明らかにナンセンスでしょう。これって軍事侵攻ですか。拉致などとんでもないことですが、巡航ミサイルやら軍事力をもって防ぐんですか。
 それとも拉致被害者を救出するために北朝鮮に宣戦布告しますか。
 非現実的なことばかり考えるのは、北朝鮮の脅威論に自らが脅えてしまっているからです。

 こういった脅威論は、軍事力を増強したいときにプロパガンダとして振りまかれますが、冷静な判断が必要です。
防衛省 概算要求5.2兆円“過去最大”に」(日テレ2017年8月24日)
「防衛省が来年度予算案の概算要求で過去最大となる5兆2551億円を計上することがわかった。
 防衛省は北朝鮮の弾道ミサイルに対応するため、イージス艦のミサイル防衛システムを陸上に配備する「イージス・アショア」の導入予算を金額を明示しない形で盛り込む。また、イージス艦に搭載する新型迎撃ミサイル「SM3ブロック2A」の取得費用など1791億円を計上する。」
 膨れ上がる防衛費により庶民の生活は圧迫されるわけですが、こういった予算組みによって儲かって喜んでいるのは軍事企業だけで、私たちに良いことなど全くありません。

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