- 2017年08月26日 14:02
インフルエンサーが企業アカウントを運用?顧客と共創する、インフルエンサーマーケティングの未来
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マーケティング手法の1つとして確立されてきたインフルエンサーマーケティング。そんなインフルエンサーマーケティングの分野で今年6月、インフルエンサーが企業アカウントを運用代行するというユニークなサービス「PRST(プロスト)」がリリースされました。
同サービスを運営するリデル株式会社は、PRSTのほかインフルエンサーと企業をマッチングするプラットフォームの運営も行うインフルエンサーマーケティング分野のプロフェッショナルでした。今回は同社代表の福田氏に両サービスの特徴と、インフルエンサーマーケティングの現在地について伺いました。
Interview / ソーシャルメディアラボ編集長 大久保亮佑
- ■目次
- プロフィール
- 「人」を中心としたビジネスがインフルエンサーへたどり着いた
- インフルエンサーと企業をマッチングする「SPIRIT(スピリット)」
- インフルエンサーが企業アカウントを運用代行する「PRST(プロスト)」
- 運用で大切なのは「真の顧客目線」
- 今後の展望
1. プロフィール
福田晃一氏:リデル株式会社 代表取締役CEO
2. 「人」を中心としたビジネスがインフルエンサーへたどり着いた
福田晃一氏(以下、敬称略):私は前職で、Twin Planetという会社を創業し代表を務めていました 。Twin Planetは芸能プロダクションと広告マーケティングをハイブリットした会社で、鈴木奈々や小森純といったタレントが所属。単なるタレントマネジメントだけでなく、彼女たちのファンに対するマーケティングも行い、タレントのアサインからメディア、PR、流通というマーケティングのすべてを行っていました。
リデルはTwin Planetにおけるデジタル専門の子会社として設立しました。芸能プロダクションという特性上、タレントのヒットによって会社の事業が大きく影響を受けます。そうではなく、エンターテインメントなコンテンツを知的集約型で安定的に売り上げを上げられるビジネスモデルを作りたい。
Twin Planetで行ってきたタレントを中心にマーケティングを行っていくスキルというのを拡大し、人を中心としたマーケティングをデジタルで実施。過去のナレッジや経験を活かしつつ、デジタルシフトしていく。そのために立ち上げたのがリデルでした。
大久保:そこで目をつけたのがインフルエンサーだったのですね。
福田:いまや情報はテレビや雑誌といったマスメディアではなく、ソーシャルメディア、そしてそのなかにいるインフルエンサーが起点になっています。Twin Planetが蓄積してきたナレッジや経験をデジタルの中で活かせるのは「人」。それはインフルエンサーだと考え、イフンルエンサーマーケティング特化する方向にリデルは舵をきりました。
このインフルエンサーマーケティングへ注力するため、私はTwin Planetを売却、子会社だったリデルを個人的に買収し単独でスタートしました。
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