- 2017年08月25日 23:59
SNSの使い分け方は多種多様! 国内3大コンビニエンスストアのSNS活用を徹底解剖(後編)
3. 各コンビニのSNS活用
それでは、各コンビニがSNSをどのように活用しているのか見ていきましょう。ここでは最も消費者との接点が多いと考えられるTwitter、Facebook、Instagramを中心に見ていきます。
セブンイレブン
Twitter投稿の事例セブンイレブンのTwitterでは、主に商品紹介を行っています。「#新商品を食べてみた」などのハッシュタグを用いた投稿や商品紹介のWebページのリンクを貼った投稿で様々な商品を紹介し、ユーザーを楽しませています。紹介する商品が変わることで手軽にコンテンツを変えることができるため、運用するうえでコストがかかりにくい、かつユーザーを満足させられる方法だと考えられます。
また、上述したような「#新商品を食べてみた」や「#セブンスイーツアンバサダー」、「#7時11分時報」など、ハッシュタグをうまく活用してシリーズ投稿を作り出しています。シリーズ投稿は、一度軌道に乗ってしまえば低コストでコンテンツを量産できるため効果的です。アカウントの規模が大きいほど影響力が大きく軌道に乗りやすいためシリーズ投稿を作りやすいと考えられます。
こちらは、同アカウントのキャンペーン投稿です。
\6月7日7時11分/
みなさんの「7:11」ツイート、募集中♪
「7:11」をテーマに、セブン‐イレブンに関するモチーフを #7時11分時報 をつけてツイートしてください♪
優秀作品にはQUOカードをプレゼント
応募詳細は⇒ https://t.co/BlALrEl4qY pic.twitter.com/4wp2pLuBZ4— セブン‐イレブン・ジャパン (@711SEJ) 2017年6月6日
同アカウントが毎朝7時11分に投稿する「#7時11分時報」のシリーズ投稿がユーザーに好評で、キャンペーンへと進化しています。ユーザーからセブンイレブンをモチーフにした7時11分の様子を募集することで大いに盛り上がるキャンペーンとなりました。本キャンペーンに応募するための条件として同アカウントのフォローを促すことで、広告感が強くなりすぎないようにTwitterのフォロワーを獲得しています。
Facebook投稿の事例主な投稿内容は、商品紹介とキャンペーン情報配信です。Facebookでの商品紹介では、宣伝食の強い投稿というよりはユーザーに正確な情報を伝えようとしている印象を受け、詳細情報を掲載しているWebページへ遷移を促しているケースが多く見られました。投稿画像にもわかりやすい文字フォントが入っているものが多いです。
キャンペーンにおいても例外ではなく、Twitterのようなユーザー参加型のキャンペーンというよりは、店頭の商品に関するキャンペーン情報などの直接売り上げに関わるような情報が配信されています。
こちらの投稿も店頭でのキャンペーンに関する情報を配信しています。投稿にはテキストの他に、画像内の文字が多くの情報を伝えており、強いインパクトを与えています。投稿に付いているリンクからキャンペーンのさらに詳しい情報を見ることができます。他にもセブンイレブンといえば「おにぎり100円キャンペーン」は有名ですが、こちらの投稿も画像だけで内容を理解できるわかりやすいものになっていました。
Instagram投稿の事例同社のInstagramでは、Instagramの文化に合わせた運用をしていることが顕著にわかります。投稿内容は、商品紹介というよりはセブンイレブンの商品を使った日常の食事風景を表現したもので広告感の少ないものになっています。また、画像には手書き風の顔文字や英語、そしてカラフルな色使いでフォトジェニックなコンテンツが作り出されています。かわいらしいアニメーションを用いた動画コンテンツなども投稿されており、まさにInstagramの文化を反映させているといえます。
こちらは上記のような投稿スタイルを反映させたキャンペーン投稿になります。
こちらの投稿は、アニメーションを用いたキャンペーン情報配信の投稿です。「#セブンイレブンの日」「#いちおしセブン」というハッシュタグを付けた投稿をすることで賞品をかけたキャンペーンに参加することができます。ユーザー参加型の投稿でコンテンツを確保しつつ効果的にブランディングを行うことができると考えられます。
ファミリーマート
Twitter投稿の事例上記でも登場した「日々野優」視点のキャラクター運用の形式を取っています。キャラクターのしゃべり口調の投稿文がユーザーに親近感を与えています。また、看板商品であるファミチキをモチーフにし、袋に入ったファミチキから手と足が生えているだけのシンプルな「ファミチキ先輩」も現在人気を博しており、SNSやTVCMなどで多く登場しています。
\サンドイッチセールスタート/
— ファミリーマート (@famima_now) 2017年8月15日
今だけ!対象のサンドイッチ・バーガーが、8月21日(月)まで20円引(ファミマTカード会員なら40円引)と、とってもお得!(一部地域除く)まずはTVCMをチェック♪ https://t.co/ryDCP9WDJA pic.twitter.com/COyfKfqCjU
こちらは「ファミチキ先輩」が登場するTVCMシリーズの1つをTwitterのキャンペーン投稿に利用したものです。店頭でのサンドイッチ割引キャンペーンの情報を配信しており、それと同時にサンドイッチに使用されているレタスの生産者の様子を紹介することで自社商品の安全性をアピールしています。消費者に伝えたい情報と自社キャラクターのユーモアを掛け合わせることで秀逸なコンテンツにしています。
Facebook投稿の事例FacebookにおいてもTwitterと同様にキャラクターによる運用を行っています。投稿コンテンツは、Twitterのコンテンツと同じものになっており、同じ投稿を同じ日に異なるSNSで配信していることが分かります。
ローソン
Twitter投稿の事例ローソンのTwitterでは、公式キャラクターの「アキコちゃん」が運用しています。投稿内容は、商品紹介に加え、新店舗の紹介やローソンが行う様々な取り組みの紹介、また、キャンペーン情報の配信など多くのコンテンツから成り立っています。
また、ローソンではpontaカードの利用を推進しておりpontaカードのキャラクターであるpontaを用いたキャンペーン投稿も見受けられます。
同じポーズのポンタが3つ揃ったらリツイート♪ポンタLINEスタンプ無料配布中です(^^) #ローソン #ポンタ #成功したらRT https://t.co/CMfPuCX7K0 pic.twitter.com/9leixBym85
— ローソン (@akiko_lawson) 2017年6月28日
こちらの投稿では、GIFを用いてスロットを表現しておりユーザーが投稿画面をタップすると3つのpontaが止まるような仕掛けになっています。これを利用して、同じイラストが3つそろったらキャンペーン商品のLINEスタンプがもらえるというキャンペーンになっており、コメント欄にはそろった様子を伝えるスクリーンショットの返信が多く見られました。投稿には「#成功したらRT」というユーザーの行動を誘導するようなハッシュタグも付いており、非常に盛り上がるキャンペーンとなりました。
Facebook投稿の事例Facebookでは、Twitterと同様のコンテンツが用いられています。リツイート機能などを利用したキャンペーンはFacebookでは行うことができないため、主に商品紹介やイベントやキャンペーンの情報配信などの投稿をしています。
Instagam投稿の事例Instagramでも、TwitterやFacebookと同様のコンテンツが見受けられます。写真中心のSNSであるため、投稿画像に文字を入れる必要があるキャンペーンやイベント告知に関する投稿よりは商品紹介投稿が多くなっています。TwitterやFacebookと同様の商品を紹介していても、Instagramの画像加工機能によってフォトジェニックな画像への変貌しており、Instagramに合った見せ方ができています。
しかし、ハッシュタグを活用したキャンペーンはInstagramのみで行われています。
こちらの投稿では、ローソンとスヌーピーのコラボグッズにちなんで「#ローソンでスヌーピー」というハッシュタグを付けて対象の景品の写真を投稿すると限定グッズがもらえるという内容のキャンペーンを紹介しています。投稿画像にもある通り、「TwitterまたはInstagramでローソン公式アカウントをフォロー」するように促しています。Twitterと方でもハッシュタグを付けて投稿するように指示されているスヌーピーの景品が紹介されており、双方を横断したキャンペーンであるといえます。
4. まとめ
今回は、国内3大コンビニエンスストアの活用しているSNSの種類やそれぞれのSNSでの投稿内容やキャンペーンをご紹介しました。
各SNSのユーザー層や文化に合わせてコンテンツを作り変えて秀逸に使い分けている企業や、SNSごとにコンテンツは変えずに表現の仕方やそのSNSに合ったコンテンツを付け加えるて低コストに運用している企業など、それぞれ独自の活用方針があると分かりました。
企業のSNS担当者の方は、自社に合った使い分けをする際に参考にしてみてください。
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