
フジテレビ「ワイドナショー」(毎日曜前10時)でコメンテーターを務めるお笑いコンビ〝ダウンタウン〟の松本人志が芸能界の〝闇〟の部分に一石を投じて話題になっている。
発端は、8月15日に自らのツイッターに投稿した「しゃべっても。謎の事情でカットされ。。。」。
松本は、この投稿の真意を20日放送の「ワイドナショー」で明かした。しゃべっても。謎の事情でカットされ。。。
— 松本人志 (@matsu_bouzu) 2017年8月15日
上原多香子の不倫問題をカットしたフジテレビ
それによると、女性週刊誌「女性セブン」が報じたダンス・アイドル・グループ〝SPEED〟のメンバーだった上原多香子の不倫騒動に関連し、松本が8月13日放送分で触れた発言シーンが番組の編集上カットされたという。要は、フジテレビが取った対応に対して納得がいかなかったのだ。当初、上原の不倫騒動について「この話題には触れないでほしい」と番組担当者から、番組の意向を聞かされたものの、松本は収録で「サスペンスと色んなことが入り乱れているから、もうちょっとハッキリしてから、もう一回扱った方がええのかもね」と、当たり障りのない発言をしたと言う。
ところが、放送直前になってから担当者から「カットしたい」。
事情を聞くと「フジテレビでは上原さんの件は扱わないことになった」と説明されたというのだ。当然、松本は「何じゃそれは」と思ったという。扱わない理由として「(騒動を扱っているのが)女性セブン1誌だけ」で「(騒動に対して)上原本人がコメントを出していない」と言うことだった。もちろん、その裏には所属事務所から「上原の問題は扱わないで欲しい」との申し入れもあったそうだが、松本は納得がいかなかったようだ。

と言うのも「扱わないで欲しい」と言っている一方で、16日に放送した同局の情報番組「とくダネ!」では「(上原の不倫騒動を)扱っていた」こともあって、松本は「何じゃそりゃ!でしょ」と不満を爆発した。
松本の隣でコメンテーターとして出演していたヒロミも困惑した表情で「VTRだけ流して、コメントなしの方法もあった」なんてフォローしていたが、松本は、その意見にも納得できなかったのか、
「僕は、この番組はそうじゃないようにしていきたい。この番組のファンの人って、そういうことから逃げない『ワイドナショー』をやって欲しいと思っているはずだし、そうやってきたと思うんですよ。そこは貫かないと絶対に損だし、この番組にとってもよくない。フジテレビにとってもよくない」
とまくし立てた。その上で、
「僕はフジテレビを愛するがゆえに言っているのに、何故かフジテレビ側から足を引っ張られているという、何か不可解な…。こういうのは本当にやめてもらいたい」
と吐露した。