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海外進出が進んでも、DeNA には「モバゲー」がすべて

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DeNAとGREEの2社が、ここ数か月に展開してきた事業拡大について多くの記事を書いてきた。DeNA の「モバゲー」は中国アメリカへの進出を決め、中国では Mobage China(夢宝谷)、アメリカではMobage U.S.を展開している。DeNAは海外進出を進めると同時に「モバゲー」ブランドにも重点をおいている。また、モバゲー東南アジアの設立も進行中で、来年の始め頃か中頃までには同地域で「モバゲー」のサービスが開始されるようだ。

一方、GREEはパートナーシップという手法をとった。中国のTencent(騰訊)、東南アジアの mig33 とパートナーシップを結び、3社のネットワークユーザ数はなんと合計8億2500万人に達する。確かにその数は素晴らしい。そしてGREEはその数字をさらに伸ばそうと、他社とのパートナーシップを止める気は全くない。GREEの事業拡大が積極的に見えるせいか、ゆっくりとしたDeNAの事業拡大が多少見劣りして見える。そこで、DeNAシンガポールオフィスの森徹也社長に直接この問題を投げかけ、GREEの勢いに不安を感じていないか尋ねた。


森氏は微笑んで、両社ともに異なる手法をとっていることを認めた。同氏はGREEの代弁をすることはできないが、DeNAは拡大しつつも「モバゲー」ブランドを維持したいと語った。日本においては、従来型の広告やデジタル広告すべてにおいて、DeNAの名前を出さずに「モバゲー」だけを強調していると森氏は述べる。

GREEが誇る8億2500万人というユーザ数は単なる数字にすぎない。GREEがこのすべてのユーザーを抱えているのか? 残念ながら、そうではない。パートナーシップは2社がお互いの利益を得る限り続くものだ。今は上手くいっていても、将来何がおこるかは誰にも分からない。グーグルとアップルの関係がその良い例だ。両社の関係は数年でダメになってしまった。

逆に、DeNAはプラットフォームの所有やユーザ体験に注力している。ユーザ数は少ないが(最後に聞いたところでは、日本のモバゲーのユーザ数は3000万人超)、新しいゲームの導入やモバイルゲームネットワークのアップグレードはずっと簡単だ。それはDeNAがモバゲーを所有していることから、ユーザ体験シームレスに実現できるのだ。一方で、GREEはTencentやmig33のプラットフォームで統制力を部分的に失ったものの、その他大手企業との提携ではモバイルゲーム界で注目を集め、GREE、Tencent、mig33のネットワークでゲーム展開をするデベロッパー向けにやや統一されたプラットフォームを作っている。

森氏はGREEが達成したことは素晴らしいと丁寧に認めた。だが、DeNAがGREEにひれ伏したというわけではない。そう言うには、まだ時期尚早だ。

【via Penn Olson 】 @pennolson



著者紹介:ウィリス・ウィー

ブログ「ペン・オルソン」の創業者で、2005年から起業家。マリオット・バケーション・クラブ、ジェームズ・クック大学、リーチ・シンガポール(政府広報サイト)、ユニリーバなどのソーシャルメディア戦略に従事。

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