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マスコミ女性怒りの座談会(前) マスコミに働き方改革は可能なのか?

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【会社は個人のサバイバルゲームの戦場】

白河 子育て中の社員に対して、会社の取り組みはどうですか。

小関 会社自体の取り組みは、ほとんどないですね。配慮はしてくれますけど、上司次第です。たまたま理解のある上司の場合はいいけど。

佐藤 この業界は、まだ給料もそこそこいいし、中高年男性社員は専業主婦の奥さんがいる人がほとんど。だから、奥さんが働くことがあまり理解できない。

山口 でも、私たちの世代はよほどの事情がないかぎり共働き。女性が時短勤務をしたり、ある程度仕事をセーブしたり。

小関 この先どう考えても、専業主婦はやっていけなくなる。

青木 新聞もそうですよ。先細り。

佐藤 でも、'''これまでは奥さんが専業主婦の社員が多かったから、男性が育児を担うことにまったく理解がない。 '''

小関 職場復帰したときに、「収入のある旦那さんと結婚しているから、そのままかと思っていたよ」とか「なんで君、復職したかったの?」と言われました。

青木 ありますよね。しかも、言っている人には悪気がないのが、さらに頭にくる。さらっと「無理しないで」と言う人もいますね。

小関 うちは部門によって'''「女はいずれいなくなればいいな」と言っている人もいる。 '''

佐藤 部長クラスは、「なんで働けない女をうちの部で引き受けなきゃいけないんだ、ほかの部でも分担しろ」と言っている。重荷なんですよ。

青木 会社は、口では「子育て支援」なんて言いますけれど、働いている上司のオジサンの感覚はまったく違う。

佐藤 その中で女性はみんな、個人でサバイバルをやってる。シッターさんにお願いしたり、外注しまくって。

山口 外注かババちゃん幼稚園じゃないと成り立たないですね。

白河 三人子どもがいると、ベビーシッターは二人雇わなければいけないんですよね。それも、みんな知らない。三人子どもがいると二倍お金がかかる。

佐藤 そういうことを、職場でいちいち説明しないと軋轢が生まれてしまいます。「なんで、あいつはあんなに休んでいるんだ」「上の子は元気なのに休んでる」って言われる。

夫がリストラされたら、喜んでフルタイムに

白河 男性で育休を取る人はいますか。

山口 チラホラいますが、陰口をたたかれてます。ある経営者に「男性の育休ってどう思いますか」って聞いたら、「そんな奴、いらないんじゃないの」というくらいの返答をされたことがあります。

佐藤 妻の側は、そういうことをわかっているから、夫に育休を取ってと言えない。

小関 保活の取材のときに、「旦那さんに育休を取ってもらうのはどうですか」と聞いたんだけど、誰からもいい返事はもらえなかった。

白河  女性も夫の働き方を変えてはいけないと思っていますよね。

山口 だから、女性が全部やっている。

小関 私の夫の勤め先は、長時間労働の巣窟で、社内の風土は、ボスが帰るまで帰れない。子どもが生まれたときは、夫が転職したばかりだったので、慣れるまでは私が時短勤務をすることにしたんです。そうしたら、そのままズルズルと来てしまって、もう、怒りが収まらない。夫は長時間労働で、平日は「戦力外通告」。'''夫を頼りにしてイライラするくらいなら、夫は死んだものと思っていたほうがいい。'''

白河 その「夫は死んだもの」という台詞、よく聞きます。たまに男性のほうが専業主夫になったという例がありますけど、そういうことは考えていないですか?

小関 考えてます。私、夫が帰ってきて「俺、リストラされた」って言ったら、「じゃあ、私がフルタイムに戻しますね」って胸を張って言うと思う。ひどいかもしれないけれど、リストラされちゃえばいいのにって思うことすらあります。男性にもそういう経験が必要だと思う。

(次回へ続く)

※Yahoo!ニュースからの転載

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