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- 2011年11月01日 15:15
Twitterが狙うのは「送金のプラットフォーム」
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津田大介氏 (撮影 田野幸伸) 写真一覧
■10年後ソーシャルメディアは?
津田:ソーシャルメディアが今後どうなって行きますか?、Twitterブームはいつまで続くんですかね? Facebookは5年後ありますかね?って良く聞かれるんですけど、その質問自体がナンセンスだと思うんですよ。
というのは、もうソーシャルメディアって、相当重要な社会インフラ。単なるコミュニケーションツールとして捉えるというよりも、生活になくてはならないものになりつつある。携帯電話が出てきた時に、最初は電話を移動させるツールと認識されていましたけど、今携帯電話って、あらゆることができますよね。おサイフケータイ、決済手段にもなるし、動画も見られるし。どんどん変わってきた。おそらく、ソーシャルメディアもそうなっていく。我々の生活に必要な機能を提供するものになっていく。つまり、10年後、Twitterがあるかという質問はNTTドコモがあると思いますか? auが残ってると思いますか?という質問と同じなんですね。10年後ソフトバンクがありますかって聞かれたら、それはどうだかわかりませんけども(笑)
おそらくドコモはなくならない。と同じくらい、ソーシャルメディアは私たちの生活に根ざしたものになっているだろうと。
社会を動かすエンジンになるっていうのは、金銭が動くプラットフォームになるって事なんですね。先に結論を言ってしまうと。「ITでなにがブームになりますか」って聞かれるんですが、これから「寄付」とか「NPO」とか、そういうものがブームになる、カジュアル化していくと思うんです。寄付の時代が来ると思っていて、寄付を動かす、寄付のきっかけになるのが、行動をしているのが見えやすい人。その人に対して、善意が集まっていく、金銭的な価値もつながっていくことで、個々の活動がしやすくなっていく。それが社会を動かすエンジンになり、全ての行動をソーシャルメディアで速やかに報告し、善意をマネタイズしていく。そうすると何がいいかというと、物事の実現速度が速くなっていく。結論を言うと、おそらくTwitter、Facebookが狙ってるのは、送金のプラットフォームです。
たとえばFacebookには決済機能がついていて、アバターを買ったり、ゲームの仮想通貨を買ったり、そういう目的の決済機能はついてますけど、おそらくあれは、人に対する送金機能やリアルマネーの送金につながることをしたいんですね。ソーシャルメディアでの資金移動。資金移動というのは、銀行しか認められていないので、そういう規制がどこまで緩くなっていくというのはありますが、Twitterがなにやっているかというと、小額決済とかマイクロペイメントとかクレジットカード系の会社を買収している。いずれ、ソーシャルメディアのコミュニケーションに個人間送金の機能、ペイパルのようなものがついていく、というのを狙っていくのかと。
これが実現すると、世の中相当変わると思っていて、それはそう遠くない、5年後、10年後には起きていると思います。Facebookで誰かの活動をみて、「いいね!」を押すたびに10円が募金されたらどうなるか、そういう未来を見越して、ソーシャルメディアで活動していくことが大切。



