記事

「総理の人柄」を如実に表した記者会見

「安倍晋三首相は3日の内閣改造・自民党役員人事を終え、首相官邸で記者会見した。冒頭、学校法人『加計学園』の獣医学部新設を巡る疑惑や防衛省の南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報問題などについて陳謝した」(3日付日経電子版)
内閣改造・自民党役員人事を終えた安倍総理が首相官邸で記者会見をした。その冒頭で、加計学園問題や日報問題について異例ともいえる謝罪をし、国民に向かって頭を下げた安倍総理。表面的には真摯に反省している態度を見せた格好だが、謝罪の中身は極めて傲慢なものだった。それは、加計問題や日報問題について謝罪する一方、自身の「あんな人たち」発言に関しては全く触れもせず謝罪もしなかったことだ。

加計学園問題や日報問題に関しては謝罪し、自らの「あんな人たち」発言には一切謝罪しなかったというのは、前者は文科省や防衛省という組織が起こした不祥事であり総理のプライドを直接傷つけることがないのに対して、後者は総理自身のプライドに関わる問題だからだったのだろう。

ご本人は真摯に反省をしているようにうまく演技をしたつもりかもしれないが、組織の問題に転嫁できることに対しては真摯に謝罪する姿勢を見せ、自らの傲慢さが出た発言には謝罪を避けたところに、本当は「自分は悪くない」と思っている総理の本音が透けて見えたようだ。

「あんな人たち」以外の多くの国民から「人柄が信用できない」という評価を受けて支持を失った安倍総理が、組織のガバナンスの問題だけを取り上げて謝罪すれば、「人柄」を疑われた決定打ともなった自らの発言に対しての謝罪を避けても、国民は許してくれる、気が付かないだろうと高を括っているかのような会見をしたところに、総理の「人柄」の問題点が滲み出ているようだ。

あわせて読みたい

「安倍晋三」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    「留学ブーム」が終焉したワケ

    NEXT MEDIA "Japan In-depth"

  2. 2

    イチローが見せた引き際の美学

    文春オンライン

  3. 3

    NGT騒動 背景に総選挙システムか

    宇佐美典也

  4. 4

    小6女子がひきこもり終えた瞬間

    不登校新聞

  5. 5

    自民入党の鷲尾氏「限界感じた」

    鷲尾英一郎

  6. 6

    山本太郎氏「売国条約を変えよ」

    山本太郎

  7. 7

    共産との共闘隠ぺいする大阪自民

    木走正水(きばしりまさみず)

  8. 8

    生卵の少年を称賛 人権派に疑問

    清谷信一

  9. 9

    大阪W選 印象操作を繰り返す自公

    足立康史

  10. 10

    イチロー引退試合は茶番ではない

    森山たつを / もりぞお

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。