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カダフィ大佐死亡をめぐって情報錯綜、「ただのデマ」のはずが正式発表に

 リビアの最高指導者だったカダフィ大佐が20日、リビア国内で射殺されたが、世界各国のメディアは不確かな情報に翻弄された。何しろこの日の国民評議会のスポークスマンは、「カダフィが拘束されたというのはただのデマ」とまで言い切っていたのだ。


 それなのに同じ日のうちに、ジブリル首相がカダフィ大佐の死亡を正式発表するというドタバタぶり。CNNのブログでは、速報の更新した模様を記録していた。時間を日本時間に直して古い順に並べてみた。【翻訳:清水泰輔(BLOGOS編集部)】

カダフィ氏の最期「お前は誰だ?どうなっているんだ?」



【20:32】”大きな魚”がリビアで捕獲されたが、スポークスマンはそれがカダフィか否か確定することは出来ないと伝えた。

【21:07】 木曜日、国務省スポークスマンはカダフィが拘束か殺害されたかの報告は確認されていないと声明を出す。

【21:39】 国民評議会の軍トップであるアブデル・ハキム・ビルハジ氏は、木曜日にアルジャジーラでカダフィの死亡を発表。木曜日、ホワイトハウスは未だにカダフィが拘束か殺害されたかについて確認出来ていないと政府高官が発表。NATOはシルト近辺にあったカダフィ氏の2台の軍用車両を空爆。ローランド大佐は「これらの武装した車両は軍事作戦を行っており、市民にとっては明らかな脅威だった」と説明。

 木曜日早朝、CNNは革命軍兵士がカダフィを拘束したと声明を出したことを放送。(略)その後、国民評議会の軍スポークスマンはCNNにカダフィが拘束されたというのはただのデマだと発表。アブドゥラフマン・ボウシン氏はその時間にカダフィが出身地であるシルト内、若しくは近辺にいたことは疑わしいと語る。それまでの間、トリポリでは多くの群集が車のクラクションを鳴らしたり、空に向けて銃を発砲し祝福した。

【21:47 】 AFPの記者によって携帯電話で撮られた拘束されたカダフィ氏の写真を公開。写真では、カダフィと識別することが出来、その姿は傷を負い血塗れだった。

【21:56 】 国民評議会のモハモド・シャマン情報大臣はCNNに対して、カダフィの死を発表する記者会見が間もなく開かれると通達。シャマン大臣はカダフィは死んだ。これはリビアの人々にとって偉大なる人々だと語った。反乱軍の兵士たちはカダフィ氏は木曜日のカダフィ氏の邸宅への攻撃の際に殺害されたという。「彼は逃亡を試みたが、兵士たちによって殺害された。兵士たちがカダフィ氏に会ったとき、彼はまだ生きていたが、戦闘の中で殺された。」と語った。

【22:04】 木曜日、ほとんどの欧米諸国の政府はカダフィ氏についての報告についてのコメントを拒否。アメリカ国務省はメディアの報道が正しいものかは確認できないと発表。一つ例外だったのが、リビアでNATO主導の空爆作戦に関与していたオランダのマーク・ルッテ大統領のみが「カダフィ氏は拘束されていた。」と発表した。

【22:21】 国民評議会のシャマン情報大臣はCNNに対し、カダフィ氏が反乱軍の氏の邸宅への攻撃によって木曜日に死亡したと通達。その後、国民評議会の会長か首相がカダフィ氏の死を公式に確認することを発表。カダフィ氏に9年間仕えたアブバカー・サアド氏はスカイプを通じてCNNの取材に応じた。彼はAFPによって撮影された血塗れで拘束されたカダフィ氏の写真について「90%の確率でカダフィ氏だ」と答えた。

【22:29】 ヒラリー・クリントン国務長官はカダフィ氏が拘束されたか殺害されたかについては確認できないと発表。

【22:56】 米国政府の国務省当局者はリビアから出た情報について「カダフィ氏は殺害されたと思われる」と発表。しかし、国務省は正式な確認を待っている状況だ。

【23:00 】 CNNレポーターがイギリス首相がロンドンの官邸にて英国政府はカダフィ氏死亡に関してコメントはしないと発表したことを報道。

【23:07】 携帯電話で撮影されたビデオがアラブ系テレビネットワークのアルジャジーラにて放映され、映像にはカダフィ氏の血塗れの姿が写されていた。

【23:22】 リビアの政治活動家でロンドンでリビア国民評議会のコーディネーターとして働いた経歴を持つグマ・エルガマティー氏はCNNに対し、反カダフィ軍の指揮官は「カダフィ氏は怪我を負った後、短時間ではあったが意識があり話すことも出来た」と語ったという。エルガマティー氏の情報によるとカダフィ氏は「お前は誰だ?どうなっているんだ?」と語り、後に死亡したという。

【23:36】 トリポリにて、リビア暫定政権のマフムード・ジブリル首相は前リビア指導者のカダフィ氏の死亡を発表。

【24:02】 在英リビア大使はカダフィ氏の死亡を確認し、身柄はリビア国内のミストラにあると発表。

【24:46】 リビア暫定政権のジブリル首相はトリポリにて「カダフィ氏は空爆によって殺害されていない」と延べ、カダフィ氏がどのように、どこで死んだのかに関する情報が錯綜した。後に、シャマム情報大臣がCNNに対し、「カダフィ氏は革命軍兵士によって逃走を試みた最中に銃撃された」と説明した。

【25:37】 アルジャジーラとアル・ラビーヤはカダフィ氏が負傷しているが、未だに生存しており、兵士たちに囲まれている映像は公開。アルジャジーラはカダフィ氏が瀕死の状態であることが分かる映像を放映。

【26:10】 カダフィ氏の息子の1人であるサリフ・アルイスラム氏が殺害されたとアル・ラビーヤが報道。その後、トリポリの軍司令部はカダフィ氏の息子であるムターシム氏、モアマル氏、そしてカダフィ氏の情報機関長官であるアルセヌシ氏も死亡したと発表。

【26:21】 リビア暫定政権の在米リビア大使である、アリ・アウジャリ氏はオバマ大統領とアメリカ国民に対し、カダフィ氏打倒への援助に感謝の意を表明。「アメリカに有難うと言いたい。あなたたちは正しい決断をした。」とCNNに語った。

【27:59】 NATO事務総長であるアナス・フォー・ラスムセン氏はカダフィ氏が殺害された数時間後に「我々は国連及び国民評議会との調整を行い、リビアでの作戦から早期に撤退する。」と声明を出した。

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