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- 2017年08月04日 16:40
自動車は産業革命的変化をもたらすのか?
一般社会にコンピューターが普及し始めた90年代後半から世の中の仕組みは大きく変化しました。圧倒的な情報量とそのスピード、仕事の効率化、便利さなど人間生活の根本が革命的変化をしたという方もいます。私はこのところ、急速に進むコンピューターの世界を横目で見ながら思っていることがあります。
これは産業革命というより、新たなるインフラの創造である、と。
インフラと言えば電気、電話、ガス、水道、道路、交通システムを含む社会基盤であります。それこそ、学校や病院、警察も広義のインフラでしょう。それは人々が快適な暮らしをするための目に見えない支援とも言い換えられます。
ではコンピューターやIT技術はどうでしょうか?私は新しいインフラだと思っています。モノや情報が早く正確に届くようにする、情報を整理する、わかりやすくする、欲しいものだけ取捨選択する、サービスやモノの品質を均一化するなど基本は世の中の暮らしや人々の仕事をよりスムーズにする目に見えない価値だと考えています。
この新しいインフラはパソコンやスマホを買ったときこそ、一定の出費をしましたが、その後はそのインフラが存在することが当たり前となりサービス費用以外に多大なるお金を払っているという認識は徐々に薄れてきているはずです。
例えば皆さんがネットショップで買い物をするにも手元のディバイスで当たり前にアクセスし、注文します。しかし、よく考えてみると注文したり、倉庫でその仕分けをしたり、配達の状況を確認することはできますが、買うものはモノであり、それを届けるのは現時点では人間です。これはかつて電話で注文していたものにとって代わり、「可視化」されるようにグレードアップはしていますが、オールドエコノミーの域を脱していないようにも思えます。
ところが最近、私が本当の革命は自動車産業で起こりつつあるのではないかという気がしています。なぜならばこれぞ消費財の本命中の本命であり、その自動車が根本から変わろうとしているからであります。
自動車関連のニュースがない日はないといってもよいでしょう。かつてはここまでではなかったと思います。この24時間だけでも4-5件はありましたが、驚きはEV開発を目的としたトヨタとマツダの資本提携でしょう。これらニュースは車がガソリンから電気に、人が運転するものから自動で運転するものに変わろうとしている為に一般社会とはかけ離れたスピードで業界が変化しているとも言えます。それが地殻変動のごとく、世界同時進行で進んでいることに驚愕すら感じるのです。
例えば日産のIDSコンセプトカーのビデオは新しい自動車の想像を掻き立てるヒントを与えてくれます。「自分で運転する、それとも任せる?」は車の中の空間がかつてのシート配置を根本的に変えることすらできるでしょう。車の中を人々が過ごすくつろぎの場所と変えます。最近も車の中に放置された子供がお亡くなりになりましたが近未来の車ならそんな事故どころか車の中を遊び場にする安全設備も装着出来るでしょう。
近所の方が車を売却し、戸建ての家の駐車場が空になりました。「もう運転に自信がないから」とおっしゃるこのような高齢者の方は増え続けています。しかし、何歳になっても車で出かけられるとしたら生活は激変します。
多くの方は既存の自動車に愛着を持っています。私もそうです。しかし、時々、電気自動車に恐怖を感じることがあります。それは私の乗る日本を代表するスポーツカーですらテスラモデルSと交差点で並び、信号が青になりスタートダッシュした時の相手の速さに唸ってしまうのです。
スマホが販売された当時、世界の中でなかなか普及しないのが日本でした。もちろん、販売ルートが制限されていたこともありますが、それ以上にガラケーに固執しました。今でもガラケーを使うことを自慢する方もたくさんいらっしゃいます。が、電車の中では明らかにスマホにとって代わりました。なぜかと言えばアプリというインフラがスマホ経由で供給されるからです。
ここバンクーバーで実は困ったことがおきています。かつてはダウンタウンの中に数か所あったガソリンスタンドが次々住宅等に代わり、今や1か所しかありません。しかもその最後の砦もさほど遠くない時期になくなり、集合住宅になります。レンタカー屋をやっている者として言わせてもらうと現在はガソリンを満タンにして返していただくお客様が8割ですが、今後は「サービスチャージがかかるが、当方で満タンにする」というオプションを選択するお客がより増え、私どもははるか遠くまでガソリンを入れに行かねばならないということです。
これは電気自動車が普及する前にガソリン自動車のインフラであるガソリンスタンドが急速になくなってきているという事実なのです。日本でも90年代半ばには全国で6万か所以上あったスタンドは今では約半分の32000箇所です。これは人々に究極の選択を要求するでしょう。ガソリンスタンドがなくてもガソリンの自動車、乗りますか、と。
自動車の産業革命はじわじわとやってきます。今はまだ、NECの98シリーズの時代(つまり80年代)に似た革命前です。あと5年もすればウィンドウズ95のような革命がおきるかもしれません。これは自動車産業だけではなく、人々の暮らし、インフラ、経済、働き方すべてに影響するでしょう。
異論が多いのは承知です。しかし、タイトルに掲げた「自動車は産業革命的変化をもたらすのか?」、私の答えはYESです。
では今日はこのぐらいで。
これは産業革命というより、新たなるインフラの創造である、と。
インフラと言えば電気、電話、ガス、水道、道路、交通システムを含む社会基盤であります。それこそ、学校や病院、警察も広義のインフラでしょう。それは人々が快適な暮らしをするための目に見えない支援とも言い換えられます。
ではコンピューターやIT技術はどうでしょうか?私は新しいインフラだと思っています。モノや情報が早く正確に届くようにする、情報を整理する、わかりやすくする、欲しいものだけ取捨選択する、サービスやモノの品質を均一化するなど基本は世の中の暮らしや人々の仕事をよりスムーズにする目に見えない価値だと考えています。
この新しいインフラはパソコンやスマホを買ったときこそ、一定の出費をしましたが、その後はそのインフラが存在することが当たり前となりサービス費用以外に多大なるお金を払っているという認識は徐々に薄れてきているはずです。
例えば皆さんがネットショップで買い物をするにも手元のディバイスで当たり前にアクセスし、注文します。しかし、よく考えてみると注文したり、倉庫でその仕分けをしたり、配達の状況を確認することはできますが、買うものはモノであり、それを届けるのは現時点では人間です。これはかつて電話で注文していたものにとって代わり、「可視化」されるようにグレードアップはしていますが、オールドエコノミーの域を脱していないようにも思えます。
ところが最近、私が本当の革命は自動車産業で起こりつつあるのではないかという気がしています。なぜならばこれぞ消費財の本命中の本命であり、その自動車が根本から変わろうとしているからであります。
自動車関連のニュースがない日はないといってもよいでしょう。かつてはここまでではなかったと思います。この24時間だけでも4-5件はありましたが、驚きはEV開発を目的としたトヨタとマツダの資本提携でしょう。これらニュースは車がガソリンから電気に、人が運転するものから自動で運転するものに変わろうとしている為に一般社会とはかけ離れたスピードで業界が変化しているとも言えます。それが地殻変動のごとく、世界同時進行で進んでいることに驚愕すら感じるのです。
例えば日産のIDSコンセプトカーのビデオは新しい自動車の想像を掻き立てるヒントを与えてくれます。「自分で運転する、それとも任せる?」は車の中の空間がかつてのシート配置を根本的に変えることすらできるでしょう。車の中を人々が過ごすくつろぎの場所と変えます。最近も車の中に放置された子供がお亡くなりになりましたが近未来の車ならそんな事故どころか車の中を遊び場にする安全設備も装着出来るでしょう。
近所の方が車を売却し、戸建ての家の駐車場が空になりました。「もう運転に自信がないから」とおっしゃるこのような高齢者の方は増え続けています。しかし、何歳になっても車で出かけられるとしたら生活は激変します。
多くの方は既存の自動車に愛着を持っています。私もそうです。しかし、時々、電気自動車に恐怖を感じることがあります。それは私の乗る日本を代表するスポーツカーですらテスラモデルSと交差点で並び、信号が青になりスタートダッシュした時の相手の速さに唸ってしまうのです。
スマホが販売された当時、世界の中でなかなか普及しないのが日本でした。もちろん、販売ルートが制限されていたこともありますが、それ以上にガラケーに固執しました。今でもガラケーを使うことを自慢する方もたくさんいらっしゃいます。が、電車の中では明らかにスマホにとって代わりました。なぜかと言えばアプリというインフラがスマホ経由で供給されるからです。
ここバンクーバーで実は困ったことがおきています。かつてはダウンタウンの中に数か所あったガソリンスタンドが次々住宅等に代わり、今や1か所しかありません。しかもその最後の砦もさほど遠くない時期になくなり、集合住宅になります。レンタカー屋をやっている者として言わせてもらうと現在はガソリンを満タンにして返していただくお客様が8割ですが、今後は「サービスチャージがかかるが、当方で満タンにする」というオプションを選択するお客がより増え、私どもははるか遠くまでガソリンを入れに行かねばならないということです。
これは電気自動車が普及する前にガソリン自動車のインフラであるガソリンスタンドが急速になくなってきているという事実なのです。日本でも90年代半ばには全国で6万か所以上あったスタンドは今では約半分の32000箇所です。これは人々に究極の選択を要求するでしょう。ガソリンスタンドがなくてもガソリンの自動車、乗りますか、と。
自動車の産業革命はじわじわとやってきます。今はまだ、NECの98シリーズの時代(つまり80年代)に似た革命前です。あと5年もすればウィンドウズ95のような革命がおきるかもしれません。これは自動車産業だけではなく、人々の暮らし、インフラ、経済、働き方すべてに影響するでしょう。
異論が多いのは承知です。しかし、タイトルに掲げた「自動車は産業革命的変化をもたらすのか?」、私の答えはYESです。
では今日はこのぐらいで。



