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史上初!民放ラジオ・NHKが共同で一大キャンペーンを開催〜ラジオ業界が抱く「危機感」とは〜

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今週末、東京の民放ラジオ各社とNHKが一致団結して、渋谷で一大イベントを行う。

そのキャンペーンの名前は "はじめまして、ラジオです。"

「今の若者は、ラジオを聞いたことがない、聞き方も知らない子が多いんです」

民放側の統括プロデューサー、TBSラジオの加藤嘉一社長は言う。

ある種自虐的にも思えるこのタイトルの裏側には、若者のラジオ離れへの危機感が詰まっていた。

聴取率を奪い合うライバル放送局が協力してイベントを行い、ましてやNHKも参加するなど、今まででは到底考えられなかった。それだけ業界の危機感は強いということだ。

イベントの発端は2010年2月、「NHK・民放連音声メディアの将来に関する意見交換会」というラジオメディアの将来について意見交換する場を設けたことに始まる。参加局はNHK・TBSラジオ・文化放送・ニッポン放送・TOKYO FM・J-WAVE・毎日放送(大阪・MBSラジオ)そこで、大きな共通課題が4項目、取りまとめられた。

1、若者を中心とするラジオ離れ
2、端末普及を含む送受信環境整備
3、地域の安心安全に向けた災害時の放送対応
4、デジタル環境の中での新たなサービス

ラジオの現状を簡単に説明しておこう。セッツインユース(ラジオを聴いている人を全て合わせた数値)は6〜7%台(首都圏)。全部の局の数字を合わせても、これしかないのだ。

その内訳を見ると
12〜19才 0.8%
20〜29才 2.7%
30〜39才 4.25%
40〜49才 7.2%
50〜59才 9.05%
60〜69才 13.85%
(2011年4月 首都圏データ)

年齢層が上がれば上がるほど、聴取者が増えていくのがわかる。
いわば、「お年寄りに愛されるメディア」。これは、ラジオの聴取習慣があった人たちが、そのまま年を重ねているという事に他ならない。

10代の数字を見ていこう。0.8%、つまり、1000人中8人しかラジオを聴いている人がいないということになる。また、これは首都圏のデータなので、一概に当てはめられないが、平成23年度学校基本調査による中高生の合計人数は約660万人。その0.8%がラジオを聴くとすると、ラジオを聴いている中高生は約53000人。東京ドームに入りきってしまう数しか日本全国集めてもいないのだ。10代にとってラジオは、「オワコン」どころか、「マスメディア」ですらないだろう。(ちなみにニコニコ動画の10代ユーザー数は約447万6千人/2011年9月)

要因はいろいろある。「若者を中心とするラジオ離れ」で言うならば、今の中高生が一番大切なのは「ケータイ」だ。今までラジオを聴いていた時間は、「ケータイ」に奪われた。さらに「端末普及を含む送受信環境整備」も大きい。都内では高いビルが増え、鉄筋コンクリート製のマンションの中では、ラジオを受信することができない。雑音だらけで聞こえないのだ。それに、最近は「ラジカセ」が死語になりつつある。CDコンポにはラジオもカセットデッキも付いていないタイプが増えた。TVのない家庭はほとんどないが、ラジオのない家庭はどんどん増えていたのである。

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