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インドでは40%が屋外排泄、映画で衛生問題訴える

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実際に起こった出来事にアイデアを得たボリウッド映画。シュリー・ナラヤン・シン監督、アクシャイ・クマール主演 © Viacom18 Motion Pictures

8月11日公開予定のインド映画『トイレット:ア・ラブ・ストーリー』(英題)は、同国の屋外排泄問題を取り上げた初めての映画として、封切り前から話題だ。2015年現在、同国では国民の40%が屋外排泄を行っている。衛生面、女性の安全面で問題視されており、政府も改善を急ぐ。伝統を打破し、貧困を乗り越え、新妻のためにトイレを建設しようと奮闘する主人公を通して、同問題の深刻さを訴える。(クローディアー真理)

映画では、結婚直後に夫である主人公の家にトイレがないことを知った妻が結婚したことを後悔する。インドでは、屋外排泄を行うのは国民の40%、都市生活者の中で、トイレや下水設備の整わない環境に住むのは約37%。双方とも人数にすると世界一の多さだ。

その第一の問題点は不衛生であることだ。公衆衛生の整備が不十分で、水は汚染され、下痢がまん延。人々は健康を害し、仕事ができず、貧困生活を強いられている。亡くなる子供も、年に約7万人に上る。

女性にとっては、暗い時間帯に民家から離れた、人目につかないところで用を足すのは、性的暴行の危険性をはらむ。生理の際には、なおのこと女性の尊厳が守られない。

ナレンドラ・モディ首相は、2019年を目標に、屋外排泄を撲滅し、公衆衛生向上を図る「クリーン・インディア・キャンペーン」を2014年から開始。現在までにトイレが4500万世帯に設置され、約21万の村がこの習慣を中止しており、各々目標の約66%、約35%を達成している。

パラメスワラン・アイアー飲料水・衛生省次官は「清潔な飲料水の確保は、汚染源である屋外排泄を止めない限り難しい」と述べている。

屋外排泄には、文化的な意味があることも問題解決を困難にしている。生活規範であるヒンズー教の法典に「排泄は家から離れた場所、できれば野外で行うのが良い」とあるからだ。習慣の打破だけでなく、人々の意識改革も必要とされている。

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